● タマリンド タマリンドの品種の特徴

「タマリンド」は果実が食用になり、料理の酸味料や食品添加物の増粘安定剤として利用されたり、ピクルスやシロップ漬け、塩漬け、ドライフルーツ、清涼飲料水など様々な場面で利用されています。インドや東南アジア、アフリカに広く分布するマメ科の常緑樹で、「酸味の宝石」とも呼ばれる果実をつけます。さやの中には黒褐色の果肉がぎっしりと詰まり、甘酸っぱく濃厚な味わいが特徴。酸味を楽しむ果実で、日本で言うと梅干しのような感じでしょうか。タイやインドではカレーやチャツネ、スープなどの料理に酸味を加える調味料として重要な役割をになっています。
少し独特の風味と甘酸っぱい味わい。干し柿に梅干しの酸味を加えたような味で、好きな人はとっても大好きな味です。ドライにするとアンズやプルーンのドライフルーツと似た食感。生でも干し柿のようなしっとりした味わいです。
耐寒温度は10度とされていますが、日本国内で5度まで耐えたという記録はあります。耐寒温度にさえ目をつぶれば、病害虫に強く、樹勢も旺盛なので比較的育てやすい部類です。

学名
Tamarindus indica マメ科 タマリンド属
別名
答満林度、羅望子、チョウセンモダマ(朝鮮藻玉)、スイートタマリンド
開花時期
7~8月頃
花色・大きさ・花形
淡い黄緑
収穫時期
9~10月
果実の大きさ
7~15cm
果実の用途
フルーツ、果実酒、ジュース、アイスクリームなど
結果年数
6~15年
自家結実性
1本でなる
最終樹高
鉢植え:1m ~ 2m (常緑高木)
栽培用途
鉢植え、温室など
成長の早さ
遅い (3cm/年)
植栽適地
沖縄(鉢植えであれば、全国での管理が可能です。)
育てやすさ
★★★☆☆ 育てやすい
日照条件:日なた、土壌酸度:弱酸性
耐寒性弱い(10度)、耐暑性やや強い、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない

タマリンド|実生 7年生特大苗の育て方


植え方・用土

土質はあまり選びませんが、水はけのよいやや弱酸性土壌をを好むため、赤玉小粒8:腐葉土2などがオススメ。日当たりが良く、乾燥した場所に植えてください。室内で20cm程度まで育苗してから定植します(大きく育つので温室栽培が理想です)。根が傷みやすいので植替え時は触らないように要注意。植え付け後も安定するまでは支柱を立ててあげると安心です。発芽直後の幼苗は真夏の直射日光に当てないほうが良いです。


肥料のやり方

マメ科の植物ですのであまり多肥にならないようにします。年に1度堆肥、腐葉土などの有機肥料を混ぜる程度で十分です。


剪定方法

あまり大きくしたくない場合は、暖かな時期に剪定を行ってください。


その他豆知識

耐寒性がないので冬は加温管理が必要です。どんな樹種にも言えることですが幼苗よりも生育した樹のほうが耐寒性が増します。冬に落葉することもありますが、大苗の場合は小枝などは枯れこんでしまうものの春には芽吹くようです。


増やし方

挿木




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