● さとうきび さとうきびの品種の特徴

年に1度の販売が今年もやってきました。パパイヤやマンゴー、バナナといったトロピカルなフルーツが出揃う中、今回は果実を楽しむというよりは、カラーリーフとして楽しんでいただきたい沖縄の特産物「サトウキビ」がポット苗で登場!
「サトウキビ」はイネ科の常緑多年草で、高さは野生のもので最大5~6mまで成長する大型の植物です。30度前後の気温であれば、元気に成長します。16度を下回ると生育が停滞し、12度以下で生育が止るといわれているので、九州や沖縄などの温暖な地域を除く地域での栽培管理は、鉢植えが必須になります。おしゃれな鉢植えで管理すれば、存在感あるインテリアプランツとしても活躍してくれますよ。
さとうきびはイネ科サトウキビ属の常緑多年草。草丈は2~3m以上に大きく成長します。生育適温は16度~35度前後となり、12度以下になると生育が止まるので、温暖な九州や沖縄以外の地域では鉢植えでの管理が必須となります。11月から12月ごろにはススキに似た花を咲かせ、収穫時期となります。収穫していただく以外にも、カラーリーフとして楽しんでいただくのもおしゃれです。

「さとうきび」は言わずと知れた砂糖の原料。私たちは砂糖として生成されたものを利用することが多いのですが、生産地では茎の髄をそのまま噛んでしゃぶったり、機械で絞った汁を飲んだりします。ベトナムや中国では髄の部分を揚げたり煮たりなど料理に使うこともあるようです。日本では沖縄を中心に九州や四国でも栽培されています。

学名
Saccharum officinarum イネ科 サトウキビ属
別名
砂糖黍、甘蔗、カラサトウキビ、チクシャ(竹庶)
開花時期
9~11月
花色・大きさ・花形
薄紅色・・ススキのような穂状の花
最終樹高
地植え:1m ~ 4m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑多年草)
栽培用途
畑、プランター
植栽適地
関東以西~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能)
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた~日陰、土壌酸度:弱酸性
耐寒性普通、耐暑性強い、耐乾性やや弱い
耐病害虫性
耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんどつかない
花言葉
豊かな心、慕われる愛、信頼、無駄なこと

サトウキビ|ポット苗の育て方


植え方・用土

有機質に富んだ肥沃で水はけと水持ちの良い土壌を好みます。葉っぱが大きく倒伏の恐れがあるためあまり風当たりの強い場所は避けましょう。大型になるので、地植えにする場合は、株間を80~100cmあけて、10cmの深さに植えてください。(耕土は深さ40~50cmが理想です)鉢植えの場合は大きめの鉢(最低でも6号鉢以上)に。暖地ですと、植えたままで数年は楽しめます。年々株が増えますが、株元が混み合ってきたら秋または春先に株分けしてください。鉢植えの場合は毎年植替えをし、根を整理します。
■春植え…1~3月に植え付け⇒翌年の1~4月に収穫
■夏植え…7~9月に植え付け⇒翌々年の1~2月に収穫※収量多め
■株出し栽培…親株を残して翌年の1~3月に発芽させ、さらに翌年の1~4月に収穫


水やり

地植えの場合はよほど乾燥する場合以外は水やりはいりません。鉢植えの場合は鉢土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。冬は地上部が枯れ(寒冷地では)休眠期に入りますので、乾燥気味に管理します。


肥料のやり方

5~10月の生育期には、2ヶ月に1回程度緩効性化成肥料を与えます。


その他豆知識

穂が開いたら株が充実したサインです。早速収穫してみましょう。
寒冷地では冬は地上部が枯れますので、鉢植えのものは室内に取り込んで冬越しさせます。地植えの場合は地上部を刈り取り、凍結させないように地面に厚く腐葉土などをかぶせて冬越しさせてください。


増やし方

株分け




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