

● ツルニンジン ツルニンジンの品種の特徴
春に茎を出し、他の植物に巻きつきながら成長し、夏の終わり頃から、枝先に釣鐘状の赤紫色の筋の入った緑の花を咲かせます。
韓国では馴染みのある山菜で、根をキムチや揚げ物、酢の物や和え物にし、5~6月に出る若芽は和え物、煮物、汁の実などにして食べます。若葉は、酢水に10分ほどつけてアクを抜いてから調理しましょう。
根には薬効成分とされるサポニンが含まれていますが、摂りすぎは毒になるため多食は避けます。乾燥した根を漬け込んだ焼酎は高麗人参と同じように楽しめますよ。結構な高級品です。
| 学名 |
| Codonopsis lanceolata キキョウ科 ツルニンジン属 |
| 別名 |
| 蔓人参、爺蕎、じいそぶ、つりがねぞく、へくさづる |
| 開花時期 |
| 8~10月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 淡黄緑色に紫の筋・(4cm位)・釣鐘状 |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.7m ~ 2m (落葉多年草) |
| 最終葉張り |
| つる性 |
| 栽培用途 |
| 地植え、食用、畑、花壇 |
| 成長の早さ |
| 早い |
| 植栽適地 |
| 北海道~九州 |
| 育てやすさ |
|
★★★★★ やや難しい 日照条件:半日陰、耐陰性強い、 耐寒性強い、耐暑性弱い、耐乾性弱い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんどつかない |
| 花言葉 |
| 感謝、誠実、執着 |
ツルニンジン|Sサイズ(3.5号ポット植え)の育て方
植え方・用土
水はけの良く豊かな土壌を好むため、堆肥や腐葉土などを多めにすき込んで植え付けを行います。また、林の中で自生する植物なので、過度な直射日光が当たる場所は避けましょう。特に株が若いうちは、遮光などを行い日光量を調節します。株元を乾燥から守るためマルチングするのも良いです。
根を大きく伸ばすため、地植えが望ましいですが、深めのものなら鉢植えでも大丈夫です。畝幅は100cm、株間は50cmくらい開け、ツルで伸びていくため支柱を準備しておきましょう。
水やり
地植えの場合はほぼ必要ありません。基本雨任せで大丈夫ですが、乾燥を嫌うので、乾く場所であればこまめな水やりをしてください。
肥料のやり方
ツルニンジンは、肥料を多く必要としますが、他の山菜と同じく化学肥料だと強すぎるため、緩行性の有機肥料を少なめに与えます。
剪定方法
基本的に、冬には地上部が枯れてなくなるため、剪定は行いません。
その他豆知識
植えつけてから根の収穫までは2~3年かかると言われています。新芽は、5~6月に伸びるものだけいただきます。
病害虫の予防法
稀に、アブラムシによる病害にかかることがあります。アブラムシ対策としては、アブラムシが嫌う反射光をシルバーポリマルチなどで作ります。いずれにせよ、葉が混み合い、風通しが悪くなると虫も付きやすくなるため、適宜葉を整理することも大切です。
増やし方
種、挿し木、株分け




