


● クコ 黒実の品種の特徴
珍しい、黒い果実がなるクコです。別名「ブラックゴジベリー」とも呼ばれ、アントシアニンの含有量がブルーベリーの20倍もとも言われています。古くから、乾燥させた果実は漢方薬や料理にも利用されてきた、健康に良いと言われる果樹です。生産、収穫量が少ないことから、果実は希少なものとされていて、とても高値で取引されることもあります。日本でも、乾燥した黒実クコが健康茶としても出回っていて、健康志向な現代におすすめの果樹苗です。
クコにはビタミンやアミノ酸が多く含まれているのをご存知ですか?なんとなく体に良さうという印象をお持ちの方も多いと思いますが、成分を調べて見たらビタミンA・B群・C・Eを含み、18種類ものアミノ酸(必須アミノ酸9種類を含む)も含有しているそうです。
とても丈夫で育てやすいので初心者の方にもオススメです。害虫にもよく耐えて成長しますが、実を楽しみたいのであれば予防散布や適量の肥料でお手入れしてあげてください。
クコフシダニが寄生すると葉にいぼ状の虫こぶの虫癭(ちゅうえい)がつきます。虫癭は放っておいても大丈夫ですが、気になる場合は葉をむしり取って、ハダニ予防をしてください。
開花期は夏から初秋で、小さな薄紫色の花が咲き、秋には長径1~1.5cmほどの果実が実ります。観賞用としても食用としても価値の高い植物です。棘がありますの手入れの際はご注意ください。
| 学名 |
| Lycium chinense ナス科 クコ属 |
| 別名 |
| ブラックゴジベリー、枸杞 |
| 開花時期 |
| 9~11月頃 |
| 収穫時期 |
| 9~11月頃 |
| 果実の用途 |
| 生食、ドライフルーツ、果実酒など |
| 結果年数 |
| 1~2年 |
| 自家結実性 |
| 1本でなる |
| 最終樹高 |
| 地植え:1m ~ 2m (落葉低木) |
| 最終葉張り |
| m ~ 2m 半開帳性 |
| 成長の早さ |
| 普通 (40cm/年) |
| 植栽適地 |
| 関東~九州 |
| 育てやすさ |
|
★★★★★ 初心者に超おすすめ 耐陰性強い、土壌酸度:中性 耐暑性強い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:とても強い 害虫:とても強い |
| 芽吹き時期 |
| 月頃 |
| トゲの大きさ |
| 1 |
| 花言葉 |
| 過去を水に流す、誠実 |
クコ 黒実 (黒実枸杞)の育て方
植え方・用土
植え付けの適期は、3月~6月頃です。
樹勢が強い木ですので、土質を選ず、やせ地でもよく育ちます。酸性の土壌は苦手ですので、その点だけ注意してください。
できるだけ日当たりが良く、乾燥した場所に植えていただくと良いです。鉢植えでも大丈夫です。半日陰でも育ちますが、花付が悪くなります。
水やり
加湿を嫌いますので、水のやり過ぎには注意してください。ただし、夏場や植え付けから1年程度はしっかりと水やりをしてください。
肥料のやり方
施肥がなくても育ちます。窒素過多になると、枝葉ばかり茂って実付きが悪くなります。年に一度寒肥として腐葉土や堆肥をすぎ混んでください。
剪定方法
2月頃に行ってあげてください。秋に花芽がつくので、強い剪定は避け、細い枝や徒長枝を間引き剪定してください。
病害虫の予防法
梅雨の時期になるとウドンコ病がよく発生するので、薬剤散布してください。
また、アブラムシ、テントウムシダマシ、その他に葉を食害する虫が発生しやすいので、そのつど駆除してあげてください。クコフシダニが寄生すると葉にいぼ状の虫こぶの虫癭(ちゅうえい)がつきます。虫癭は放っておいても大丈夫ですが、気になる場合は葉をむしり取って、ハダニ予防をしてください。




