

● レンブの品種の特徴
レンブは常緑の熱帯果樹です。国内では沖縄でしか見かけない程流通していないのですが、台湾などではよく食べられる人気のある果実です。常緑樹のレンブの木は、無数の放射状に出る雌しべが特徴的で白い花が美しく、樹姿も観賞価値が高いそうです。暖かい地方では庭園樹としても植えられています。
レンブの果実は大きさが3cm~7cmほどで表面はワックスを塗ったような光沢があり、英語では[WAX APPLE]ともよばれます。 光沢がある果実の色は、品種によってピンクや赤、白、緑色のものなどさまざまですが、濃い赤の果実は特に台湾で人気だそうです。果肉は薄い白色をしてあり、サクサクした触感です。味はリンゴと梨を合わせたような味わいで、爽やかな酸味があるが果汁は少ないです。白い果肉を皮ごと生食します。果実の保存性がよくないこともあって日本ではあまり流通していません。


レンブの果実は5月ごろにつきはじめます。


| 学名 |
| Syzygium Samarangense フトモモ科 フトモモ属 |
| 別名 |
| オオフトモモ、ジャワフトモモ、ワックスアップル |
| 開花時期 |
| 4~6月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 白 |
| 収穫時期 |
| 7~9月頃 |
| 果実の大きさ |
| 直径3~7cm程度 |
| 甘さ |
| 平均糖度:13度 |
| 果実の用途 |
| 生食、加工用(ジャムなど) |
| 結果年数 |
| 1~2年 |
| 自家結実性 |
| 1本でなる |
| 最終樹高 |
| 鉢植え:1m ~ 2m (常緑低木) |
| 栽培用途 |
| 鉢植え、観葉植物 |
| 育てやすさ |
|
育てやすい 日照条件:日なた、 耐寒性弱い(10度)、耐暑性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない |
桃レンブ (ピンク)の育て方
植え方・用土
水はけの良い土壌で植えてあげてください。
レンブは苗が幼いときの根が非常に弱く、強風によって根っこが動くと枯死する場合がありますので注意が必要です。植え付けから 約 3年間くらいは、風よけ すると良いです。
有機質を多く含んだ土 に植えてあげてください。当店で販売中の 花ひろば培養土がオススメです。(元肥入り)。
レンブは15℃以下で生長が止まります。鉢植えの際は10号サイズが良いです。植え替えは生育期の4月~9月に行います。
地植えの際は温室で、家庭栽培の場合は、鉢植え栽培が必須になります。
鉢植え栽培の場合、10月下旬からは 日中 ベランダで日光に当て、夕方からは室内で管理してあげてください。(10月下旬~4月までは室内管理がおすすめ)
水やり
季節問わず、乾いていたら、たっぷり水を与えてください。湿り気のある土壌を好むので、水切れさせないように注意してください。また、特に果実をつけている間は、十分に水を与えるようにします。
夏場は乾きやすいので、土の表面を毎日チェックし、冬場は乾燥気味でも良いです。
肥料のやり方
春から秋の成長期にチッ素、リン酸、カリを等量か、リン酸がやや多めの有機質肥料を施してください。
なお、春先と収穫後には、規定量よりやや多めに肥料を施すと、果実の肥大や株の充実を促します。
剪定方法
レンブの剪定適期は収穫後の9月から10月頃です。
剪定する枝は、蜜生枝、下に垂れた枝、内側に向かって伸びる枝、枯れ枝などは根元から切り落とします。
その他栽培や性質の注意点

レンブは15℃以下で生長が止まります。
10月下旬~4月くらいまでは、室内での管理をお願いします。
病害虫の予防法
病気、害虫は あまり出ませんが、枝や葉が茂りすぎると、カイガラムシが発生することがあるので、風通しよく管理しましょう。




