



ペピーノの花。ナス科なのでナスの花に似てます。
● ペピーノの品種の特徴
ニュージーランドでは一般的な果物で、フルーツとしてだけでなく野菜としても親しまれています。
ペピーノは大きさ10~15cm程度の甘くてジューシーなトロピカルフルーツで、スイカとメロンを合わせたような味に、洋ナシに似た食感が特徴です。甘すぎず、ビタミンやミネラルを多く含む、体に優しい食べ物です。
丈夫で育てやすい上に、植え付けから3~4ヶ月で収穫できるスピード感が魅力的!夏と秋の年2回収穫でます。
アンデス高地が原産の植物なので涼しい環境好み、夏の暑さや冬の霜が苦手です。そのため本来は多年草ですが、日本では一年草として栽培されることもあります。多年草として栽培を楽しまれたい場合は、鉢植え栽培をオススメします。
生産者さんにも確認しましたが、こちらのペピーノは品種名は不明だそうです。

| 学名 |
| ナス科 ナス属 |
| 別名 |
| ペピノ、ペピーノドゥルセ(pepino、dulce) |
| 収穫時期 |
| 5月~12月 |
| 果実の大きさ |
| 10 ~15cm |
| 果実の用途 |
| フルーツ、野菜 |
| 結果年数 |
| 1年 |
| 自家結実性 |
| 1本でなる(両性花で自家結実しますが、結実率が高くないので、人工授粉をした方が実付きが良くなります。) |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.5m ~ 1m (常緑多年草) |
| 最終葉張り |
| 0.3m ~ 0.4m |
| 成長の早さ |
| 早い |
| 植栽適地 |
| 日本全国(原則、鉢植え栽培) |
| 育てやすさ |
|
育てやすい 日照条件:日なた、 耐寒性弱い(10度)、耐暑性弱い |
| 耐病害虫性 |
ペピーノの育て方
植え方・用土
植え付け適期は、真夏を除いた4月~9月です。水はけの良い肥沃な土壌を好みます。ペピーノの栽培適温は18~25度です。日当たりを好みますが、真夏の暑さには弱く、30度以上になると成長が鈍りますので、夏は半日陰で管理してください。
家庭栽培の場合、鉢植え栽培を推奨しております。植え付けの際の土壌は、花ひろば培養土をお使いください。ペピーノは深く広く根を張りますので、スリット鉢(10号)や深さのあるプランターが適しています。
水やり
季節問わず、乾いていたら、たっぷり水を与えてください。
夏場は乾きやすいので、土の表面を毎日チェックすると良いです。
収穫の時期は、水やりを控えめにした方が糖度が上がります。
肥料のやり方
春~秋かけて、窒素・リン酸・カリが同等もしくはリン酸がやや多めの肥料を、1~2ヶ月に1回程度与えてください。
剪定方法
冬越しをさせる株は、果実を収穫し終わった12月~1月頃に草丈が1/2になるようにバッサリと刈り込みます。主枝を切り戻して脇芽を育てて2~3本仕立てにします。脇芽が多く出ますが、伸びた部分は整枝するか摘み取ります。枝が増えすぎると実がつきにくくなります。
その他豆知識
ペピーノは、10℃以下で生長が止まります。
地植えの際は、温室で、家庭栽培の場合は、鉢植え栽培が必須になります。
鉢植え栽培の場合、10月下旬からは 日中 ベランダで日光に当て、夕方からは室内で管理してあげてください。10月下旬~4月までは室内の明るい窓際などでの管理がおすすめです。(零下にならなければ越冬できるが霜には弱い)
病害虫の予防法
アブラムシが発生しやすいので、ベニカ水溶剤を散布すると良いです。ハダニが発生しやすいので、葉水をこまめに与えると予防になります。




