● 桑(マルベリー) USA No13の品種の特徴

アメリカ原産のマルベリー。完熟する前は綺麗な赤色、完熟すると黒紫色の実が楽しめます。樹勢が強く育てやすく、味も良い!品種です。

桑の木の洋名がマルベリーです。桑の木は蚕の餌に使われます。苗はほぼ無農薬で栽培管理しておりますが、近隣の苗の農薬散布時にマルベリーを農薬から防除をしておりませんので完全無農薬ではありません。
昔から馴染みのある果樹で土壌の適応性も高いのでやせ地でもよく育ち、たいへん丈夫です。葉は薄く、つやのある黄緑色。自家結実性があるので1本で成ります。花は4~5月頃穂状に咲きます。実は木いちごのような少しやわらかい粒が集まりだんだん赤い色に変わり、その後黒く成り完熟します。触ると房が落ちそうになるころが食べ頃です。桑の実は完熟すると酸味がなくなり、とても甘くジューシーです。ビタミンやアントシアニンも豊富で、生食はもちろん、ジャムや果実酒に加工したり、ヨーグルトやケーキなどのトッピングにも添えて楽しめます。
日持ちがしないため流通が少なく、市販もほとんどされていません。食べたいなら自分で育てて味わうしかない!豊産性があるので、ご家庭で新鮮な桑の実を存分に味わって頂けます。葉にもカルシウムや鉄分が多く天日干しでお茶を作ることができます。

学名
Moraceae Morus クワ科 クワ属
開花時期
4月
花色・大きさ・花形
淡緑色・小花
収穫時期
5月下旬~6月上旬
果実の大きさ
★★☆☆☆ 中粒 2~3g 豊産性あり
甘さ
★★★☆☆ 平均糖度:11~12度
果実の用途
生食、ジャム、果実酒
結果年数
1~2年
自家結実性
1本でなる
最終樹高
地植え:2m ~ 3m 鉢植え:1m ~ 2m (落葉低木)
最終葉張り
直立性
栽培用途
果樹、花壇、鉢植え(7号鉢以上)、庭木、お茶、
植栽適地
北海道~沖縄
育てやすさ
★★★★★ 初心者に超おすすめ
日照条件:日なた、耐陰性強い、
豊産性あり、耐寒性強い(-20度)、耐暑性強い、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:とても強い 害虫:とても強い
芽吹き時期
5月頃
花言葉
彼女の全てが好き、ともに死のう、(…なんでなん?)

桑(マルベリー) |USA No13 ポット苗の育て方


植え方・用土

植え付けすぐに果実がなりやすいので、家庭果樹におすすめ。日本全国で栽培でき、やせ地でも育ち、とっても簡単です。秋~梅雨位までに植え付けします。肥沃で通気性がよく、やや湿り気味の土がいいです。やせ地でも育ちます。
鉢植えの場合は培養土 「和み」で植えてください。地植えでは地植えに使う用土 堆肥 「極み」を良くすきこんだ用土で植えてください。


春の植え付け方法

2月ごろが植え付け適期です。まだ寒い時期であれば根を少し広げ気味にして植え、葉が芽吹いた後に植え付けする場合は根鉢はほぐさないで植えてください。


夏の植え付け方法

根をほぐさずに植えます。秋の彼岸までは雨が降らないときは水切れに注意です。


秋の植え付け方法

植え付け最適期です。秋植えすると次の生育期まで半年くらいあるので、水切れに耐える苗に育ちます。まだ暑い時期は根をほぐさずに植え、気温が下がっている時期なら根を広げて植えます。根がほぐれないときは無理にほぐさず植えます。


冬の植え付け方法

冬も植え付けにいい時期です。土が凍らない地域では冬でも大丈夫。多少の雪や霜は問題ありません。寒さが心配な場合はマルチングをしておきましょう。


水やり

地植えした場合は雨が当たる場所では水やりは雨に任せ、よほど雨が降らないときだけ土が乾いたら与えます。
鉢植えでは土が良く乾いたら水をたっぷり鉢底から流れ出るくらい与えます。
土が乾いていなければ与えません。4月下旬から初夏は水切れしやすいので注意です。
夏は乾燥したらたっぷり水を与えてください。


肥料のやり方

3月と収穫後に速効性化成肥料を与え、12月ごろ有機質肥料を与えます。


花芽の付き方

花芽には、芽から花しか表さない純正花芽と、花と共に葉と枝も表せる混合花芽があり、マルベリーは、混合花芽が前年に伸びた枝の先端部から中間部にその花芽をつけます。(古い枝には実が付きません。)


剪定方法

毎年12月ごろに不要な枝や混み合った枝を間引いてあげてください。
植え付け2年目は全体の枝先も50cmほど切りつめてあげてください。
6月の収穫後に、枝の基部から2芽を残して切り戻し剪定をしてあげてください。
植え付け3年目以降からは、6月の収穫後の剪定と、12月は間引き剪定のみを継続して行っていってください。


病害虫の予防法

カミキリムシの仲間に注意します。テッポウムシ予防樹脂フィルムで防除します。
実菌核病に注意です。糸状菌の一種が原因で、果実が白くカビが生え落果します。落果した果実は菌核で越冬し、春にキノコが生えて胞子が飛散し、桑の花に付着してまた発病します。病果は早めに取り除き、落果した果実も放置しないようにしてください。表土を削り取って処分して新しい土に植え替えます。




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