春から初夏にかけて可愛らしい白花が楽しめます。
秋の紅葉の素敵です!
● ジューンベリー ラマルキーの品種の特徴
ジューンベリーの一番一般的な品種。果実の大きさは直径約10mm程。生食する他、ジャムや果実酒にしても楽しめます。
この品種は放っておいても樹形は整います。花つきも良く、実もよくなります。1本でなります。
5月頃白く小さな花が枝いっぱいに咲きます。6月頃赤い実が鈴なりになるので6月の記念樹に最適です。
収穫期は6月上旬。果実が青紫色になったら収穫です。
果実が6月に収穫できるところから、ジューンベリーという名前がつきました。
寒さには強いですが、夏期の乾燥にはやや弱いところがあります。
春は花が楽しめ、初夏に果実、秋は美しい紅葉が楽しめる雑木です。1本でも結実性が高く、日本でも育てやすいです。
甘くクセのない果実は生食の他、パイやジャムの材料としても利用されています。
赤い果実はアントシアニンが豊富で、また様々な薬効成分の研究も進んでいます。
学名 |
Amelanchier ‘lamarckii’ バラ科 ザイフリボク属 |
別名 |
カラントツリー、カナディアン、サービスベリー、アメリカザイフリボク |
開花時期 |
4~5月 |
花色・大きさ・花形 |
白・中輪咲き(2cm位)・房状 |
収穫時期 |
6月 |
果実の大きさ |
中粒 10mm程 豊産性あり |
果実の用途 |
生食、ジャム、果実酒 |
結果年数 |
1~3年 |
自家結実性 |
1本でなる |
最終樹高 |
地植え:4m ~ 8m 鉢植え:1m ~ 2m (落葉中高木) |
最終葉張り |
4m |
栽培用途 |
鉢植え、寄せ植え、シンボルツリー、記念樹、目隠し、花壇、街路樹、工場緑地帯、学校、公園、ゴルフ場 |
成長の早さ |
遅い (40cm/年) |
植栽適地 |
北海道西部~九州 |
育てやすさ |
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた~半日陰、耐陰性普通、土壌酸度:弱酸性 豊産性あり、耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性やや弱い |
耐病害虫性 |
耐病性:とても強い 害虫:とても強い |
花言葉 |
穏やかな笑顔、穏やかな表情 |
ジューンベリー ラマルキーの育て方
植え方・用土
12~3月が植え付け適期です。でも、10月~梅雨入りまで植えても大丈夫です。
乾燥に弱いので、ピートモスや腐葉土をたっぷりすきこんだ、水はけの良い、肥沃な土壌に植えてください。日当たりを好みますが、西日の強くあたる乾燥しやすい場所よりは、真夏は半日陰のほうがよく育ちます。
春の植え付け方法
2~3月ごろが植え付け適期です。まだ寒い時期であれば根を少し広げ気味にして植え、葉が芽吹いた後に植え付けする場合は根鉢はほぐさないで植えてください。
根巻き苗は根をほぐさずに植えます。
夏の植え付け方法
根をほぐさずに植えます。秋の彼岸までは雨が降らないときは水切れに注意です。
秋の植え付け方法
植え付け最適期です。秋植えすると次の生育期まで半年くらいあるので、水切れに耐える苗に育ちます。まだ暑い時期は根をほぐさずに植え、気温が下がっている時期なら根を広げて植えます。根がほぐれないときは無理にほぐさずに植えます。
冬の植え付け方法
冬も植え付けにいい時期です。土が凍らない地域では冬でも大丈夫。多少の雪や霜は問題ありません。寒さが心配な場合はマルチングをしておきましょう。
水やり
地植えした場合は雨が当たる場所では水やりは雨に任せ、よほど雨が降らないときだけ土が乾いたら与えます。
鉢植えでは土が良く乾いたら水をたっぷり鉢底から流れ出るくらい与えます。
土が乾いていなければ与えません。開花後、葉が展開してから初夏は水切れしやすいので注意です。
夏は乾燥したらたっぷり水を与えてください。
肥料のやり方
肥料は3月ごろと収穫後に速効性の化成肥料などを与えます。
また、11~12月ごろに寒肥として花ひろば堆肥“極み”や鶏糞、油粕など、有機質肥料を与えます。
花芽の付き方
前年伸びた枝先に花芽ができます。
剪定方法
ほとんど必要ありません。込み合う枝を秋に間引く程度です。自然に株立ち状になります。
主幹仕立て(単幹)のほうが樹高が高くなりやすいです。単幹で仕立てていく場合は、株元から伸びる徒長枝(ひこばえ)は冬になってから取り除いてください。
病害虫の予防法
病害虫はあまり心配いりません。新芽時のアブラムシに注意と、夏が冷夏で雨が多いとイラガが出ることがあります。