長野県育成の県外譲渡用苗です。

ぶどう、ウィルスフリー接木苗とは?

ブドウ ナガノパープル

● ブドウ ナガノパープルの品種の特徴

ナガノパープルの特徴は、何と言っても「皮ごと食べる、大粒の黒ぶどう」だと言うこと。まさに皮ごと食べれる種無し巨峰です。糖度は親である巨峰に劣らぬ糖度を持ち、フォクシー香があります。皮ごと食べるシャリシャリとした食感はやか!黒系ぶどうならではの、ポリフェノールの一種「レスベラトロール」が皮にたっぷりと入っているのも嬉しいですね。ポリフェノールはブドウの皮にしか含まれていないので、ぜひ皮ごと味わいましょう。ナガノパープル1房で赤ワイン1本分のレスベラトロールを摂取できるとされています。
皮は果肉との癒着が強いため、剥いて食べるにはちょっと向きません。皮の歯ごたえと渋みがかえって果実の甘さを引き立て、バランスが取れた美味しい味覚になります。
種があると食べにくいため、ジベレリン処理をしっかり行いましょう。(ジベレリン処理をしないと粒は小さく、花ぶるいもおおくなり、種が入ります。)
皮が薄いので裂果しやすいのが欠点です。雨除け栽培と着色時期からは3日に1回の潅水を行い、土壌水分を安定させましょう。

当初は長野県でのみ栽培を許可されていた品種でしたが、県内譲渡用苗を入手することができました。入荷本数が大変少ないので、買えるときはとにかく買いましょう。

ぶどうは全般に暑さ寒さ、乾燥に強く、北海道から九州まで栽培できます。水はけが良く、通気性の良い土を好み、土質は選びません。
棚仕立てが一般的ですが、フェンス仕立てやあんどん仕立てなど工夫次第で小さな場所でも楽しめます。棚仕立てで広く育てると1本の苗木で300房以上の収穫も可能です。手間をかければいい果実ができ、おなか一杯の収穫が待っています。

欧米雑種3倍体

学名
Vitis spp. ブドウ科 ブドウ属
別名
ながのぱーぷる
作出年・作出者
1990年 (長野県・長野県果樹試験場)
交配親
巨峰 × リザマート
開花時期
6月頃
収穫時期
9月上旬~10月上旬
果実の大きさ
★★★★☆ 大粒 13~15g 豊産性あり
甘さ
★★★★☆ 平均糖度:18~21度
果実の用途
生食、ジュース
結果年数
2~3年
自家結実性
1本でなる(ジベレリン処理を2回、フルメット処理1回で無核化(種無し))
最終樹高
地植え:m 鉢植え:m (落葉つる性)
栽培用途
果樹畑、花壇、鉢植え(7号鉢以上)、庭木、フェンス、トレリス、シェードガーデン
成長の早さ
樹勢が強い (200cm/年)
植栽適地
北海道~九州
育てやすさ
★★★☆☆ 育てやすい
日照条件:日なた、耐陰性やや弱い、
豊産性あり、耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:強い
芽吹き時期
4月下旬~5月頃
花言葉
陶酔、親切、人間愛

ぶどう苗 |ナガノパープル 3年生大苗の育て方


植え方・用土

植えつけに最適な時期は11月~翌年2月頃です。この時期の植え付けでは根を軽くほぐし、根を広げて植えます。それ以外の植え付けでも大丈夫です。3~6月、9~10月の植え付けは根を崩さず、乾かさないように植えます。真夏に植える場合、根を崩さずそっと植え、植え付け直後は毎日水を与えてください。
土質は選びませんが、水はけと通気性の良い土壌を好みます。
鉢植えの用土は当店の花ひろば培養土「和み」がおすすめ。夏場の日中などは日光に当ててあげてください。
地植えでは堆肥を3割、パーライトを3割土に混ぜて土壌改良してください。


水やり

葉が大きいので水の吸い上げも盛んです。露地栽培では雨任せで大丈夫ですが、長く乾燥してから大雨にあうと給食な水の吸い上げによって果粒の膨張しすぎて裂果することがあります。初夏や夏に雨が少ないときは数日に1回水を与えてください。秋冬は水の与えすぎの根腐れに注意してください。


肥料のやり方

土が肥えていれば肥料は控えめにして早めに樹勢を落ち着かせます。有機肥料を与える場合は10月下旬~11月頃に与えます。ブドウの好きなアミノ酸がたっぷり含まれた「ぶどうがおいしくなる肥料」がオススメです。6月以降はマグネシウム欠乏症が起きることがあり、梅雨入り後くらいに天然硫酸マグネシウム肥料を与えるとよいです。ぶどうは窒素分を多く与えると樹勢が強くなりすぎて果実の品質低下になるので、よほど生育が悪い場合を除き、追肥は必要ありません。


花芽の付き方

前年の貯蔵養分が不足していたりすると花芽がつかなかったり、花ぶるいします。
また、剪定や芽かきの強弱、窒素肥料の多少によってつるの勢いが左右されやすく、
つるの勢いが強すぎると受精(この場合は樹勢ではなく受精)が悪くなって果粒が落花する花ぶるいがおきます。前年の養分を蓄積させるために秋遅くまで葉が茂るようにすることや、窒素過多にならないようにすること、芽かき量を減らして樹勢が落ち着くようにするなどで花ぶるいを予防してください。


剪定方法

日本では棚仕立てが多いです。高温多湿で春から秋にかけて雨が多い日本では、ぶどうは雨の跳ね返りや雨が原因で病気になりやすいので、なるべく地面から遠いところで果実をならせるために棚仕立てが一般的になりました。



日本国内でも生垣仕立てもできます。生垣仕立てですと、果実が低い位置になるので収穫しやすく、ベランダや狭いお庭でもブドウ栽培に挑戦できます。




その他栽培や性質の注意点

1本の新梢に2~4個花房ができますが、全部ならせると花ぶるいしやすく、果実の肥大も遅れ、来年の花芽も充実しなくなるので、棚仕立てでは50cm前後の弱い枝は新梢3本に1房、1m以上の枝では1本に1房を目安に摘房します。フェンス仕立てでは縦に伸ばすツル1本に1房。ならせなかった枝は翌年の着枝にします。
30~35粒くらいに摘粒する大玉種なら葉35枚に1房といった感じです。摘粒や摘房では葉1枚に1粒が目安です。


種なしナガノパープルにするジベレリン処理についてです。
房づくりで花房を3~3.5cmにします。先端は残します。
1回目のジベ処理は満開時~満開3日後にジベレリン25ppmします。若木で結実不安定ではフルメットを2~5ppm混用処理します。開花時期がばらついたら何度かに分けて行います。処理時期が早いと小粒になりやすいです。また処理が遅れると幼果の落果が起きます。
2回目はその後10~15日ジベレリン25ppm処理すれば果実の肥大促進になります。さび予防のため処理後は薬液のしずくを十分振るい落とし、処理後に早めに乾燥する天候の日を選び、で高温期は避けます。
溶液に食紅を加えておくと処理した花房が見分けやすいです。

摘粒して1房30~35粒くらいで1房450gくらいでならせるとよりおいしく実ります。樹勢が強い若木は30粒以下にします。粒の数が多いと着色不良になりやすく、味も落ちます。
摘粒は3回に分けて1回目はジベ処理後7日くらいに行い、果粒肥大促進と新梢伸長を促します。軸の長さ7cmくらいに上部支梗を切り下げます。内向き果や小さな果をハサミは使わず果粒をひねって取り除く程度にします。
2回目ジベ処理前後に果梗が太くて大きい外向きの粒を残して仕上げ摘粒します。果梗の切り残しは裂果の原因になるので支梗は付け根でハサミで切ります。
袋がけの前に果粒肥大が進んで詰まりすぎている場合は見直し摘粒をします。ハサミで傷つけたりブルームを落とさないように慎重に。


その他豆知識

詳しいブドウの育て方はこちら


病害虫の予防法

雨で黒痘病が出やすくなるのと、裂果を防ぐために雨除け栽培をおすすめします。




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