ブドウ キャンベルスアーリー 2

● ブドウ キャンベルアーリーの品種の特徴

果皮は紫黒色で、果実はぶどうの中でも小粒です。香りがあり、濃厚な甘酸っぱさで高い支持を得ている品種のひとつです。果皮は厚いですが、離れやすいので食べやすいです。フォクシーの香りが強いです。完熟すると濃厚なうまみと酸味とのバランスが良くなり品質は良いです。
雨にも寒さにも強く裂果しにくく、耐病性も強く、育てやすい初心者向けの品種で、庭植えや鉢植えにも適しております。着色も良く、脱粒しにくく、輸送性も良く日持ちもします。
もともと完全な種無しにはなかなかできないので、種あり栽培になります。その分、初心者向けとも言えます。
花ぶるいも少なく摘粒の手間も少なく、作りやすいですが、房づくりをしたほうが、良い房に育ちます。

ぶどうは全般に暑さ寒さ、乾燥に強く、北海道から九州まで栽培できます。水はけが良く、通気性の良い土を好み、土質は選びません。
棚仕立てが一般的ですが、フェンス仕立てやあんどん仕立てなど工夫次第で小さな場所でも楽しめます。棚仕立てで広く育てると1本の苗木で300房以上の収穫も可能です。手間をかければいい果実ができ、おなか一杯の収穫が待っています。

米国系2倍。米国系は耐寒性が強く、作りやすいものが多いです。多汁で粒が柔らかいものが多いです。

学名
Vitis spp. ブドウ科 ブドウ属
別名
キャンベルスアーリー
作出年・作出者
1892年 (アメリカ・・ジョージ・W・キャンベル)
交配親
「ムーア・アーリー」×「ベルビダー×マスカットハンブルグ」
開花時期
5月頃
収穫時期
8月中旬~9月中旬
果実の大きさ
★★☆☆☆ 小中粒 5~7g
甘さ
★★★☆☆ 平均糖度:13~17度
果実の用途
生食、ジュース、赤ワイン
結果年数
2~3年
自家結実性
1本でなる
最終樹高
地植え:m 鉢植え:m (落葉つる性)
栽培用途
果樹畑、花壇、鉢植え(7号鉢以上)、庭木、フェンス、トレリス、シェードガーデン
成長の早さ
樹勢は普通 (200cm/年)
植栽適地
北海道~九州
育てやすさ
★★★★★ 初心者に超おすすめ
日照条件:日なた、耐陰性やや弱い、
豊産性あり、耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:普通
芽吹き時期
5~6月頃
花言葉
陶酔、親切、人間愛

ぶどう
”キャンベルスアーリー”の育て方


植え方・用土

植えつけに最適な時期は11月~翌年2月頃です。この時期の植え付けでは根を軽くほぐし、根を広げて植えます。それ以外の植え付けでも大丈夫です。3~6月、9~10月の植え付けは根を崩さず、乾かさないように植えます。真夏に植える場合、根を崩さずそっと植え、植え付け直後は毎日水を与えてください。
土質は選びませんが、水はけと通気性の良い土壌を好みます。
鉢植えの用土は当店の花ひろば培養土「和み」がおすすめ。夏場の日中などは日光に当ててあげてください。
地植えでは堆肥を3割、パーライトを3割土に混ぜて土壌改良してください。


水やり

葉が大きいので水の吸い上げも盛んです。露地栽培では雨任せで大丈夫ですが、長く乾燥してから大雨にあうと給食な水の吸い上げによって果粒の膨張しすぎて裂果することがあります。初夏や夏に雨が少ないときは数日に1回水を与えてください。秋冬は水の与えすぎの根腐れに注意してください。


肥料のやり方

土が肥えていれば肥料は控えめにして早めに樹勢を落ち着かせます。花壇や庭植えなどのやせ地での露地栽培の場合は2月頃に与えます。鉢植えの場合は1ヶ月に1回有機肥料を与えてください。ブドウの好きなアミノ酸がたっぷり含まれた「ぶどうがおいしくなる肥料」がオススメです。
6月以降はマグネシウム欠乏症が起きやすいので、梅雨入り後くらいに天然硫酸マグネシウム肥料を与えるとよいです。


花芽の付き方

ぶどうは若い柔らかな枝に養分が蓄積され、前年伸びた枝の葉腋のほとんどに花芽を含む混合芽がつきます。春になると、混合芽からつるが伸びて、つるの基部から3節目くらいに2~4の花房が咲きます。前年の貯蔵養分が不足していたりすると花芽がつかなかったり、花ぶるいします。
また、剪定や芽かきの強弱、窒素肥料の多少によってつるの勢いが左右されやすく、
つるの勢いが強すぎると受精(この場合は樹勢ではなく受精)が悪くなって果粒が落花する花ぶるいがおきます。前年の養分を蓄積させるために秋遅くまで葉が茂るようにすることや、窒素過多にならないようにすること、芽かき量を減らして樹勢が落ち着くようにするなどで花ぶるいを予防してください。


剪定方法

日本では棚仕立てが多いです。高温多湿で春から秋にかけて雨が多い日本では、ぶどうは雨の跳ね返りや雨が原因で病気になりやすいので、なるべく地面から遠いところで果実をならせるために棚仕立てが一般的になりました。



ヨーロッパ地方は比較的雨が少なく空気も乾燥しているので病気が少ないことから、ヨーロッパやアメリカなどでのブドウ栽培は生垣仕立てが多いです。
日本国内でも生垣仕立てもできます。生垣仕立てですと、果実が低い位置になるので収穫しやすく、ベランダや狭いお庭でもブドウ栽培に挑戦できます。




その他栽培や性質の注意点

1本の新梢に4~5個花房ができます。小粒品種は花ぶるいは少ないですが、全部ならせると果実の肥大も遅れ、来年の花芽も充実しなくなるので、棚仕立てでは50cm前後の弱い枝は新梢にはならせず、1mくらいの枝で1房、2mの強い枝には2房を目安に摘房します。フェンス仕立てでは縦に伸ばすツル1本に1房。ならせなかった枝は翌年の着枝にします。

房づくりと摘粒はデラウェアと同じです。

露地栽培では摘粒は不要ですが、過度に密着した場合は込み合う果粒を取り除いてください。
摘粒は1房300gを目指す場合、最終的に60粒が目安です。縦方向に1~2列果粒を外します。上部の長い支梗は切り詰めて、円筒形に仕上げます。


その他豆知識

詳しいブドウの育て方はこちら


病害虫の予防法

雨で黒痘病が出やすくなるのと、裂果を防ぐために雨除け栽培をおすすめします。




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