

● アセロラ バルバドスチェリーの品種の特徴
「バルバドスチェリー」は西インド諸島の一つバルバドス国原産のアセロラです。「チェリー」という名称は、アセロラの果実の色や、形や大きさが「サクランボ」に似ているためとされています。大実の天実系のアセロラです。アセロラ全般に単にアセロラと呼ばれることもあるため、当店では区別をつけるため「バルバドスチェリー」の名前で販売しております。
サクランボに似た赤色の果実でビタミンCに富んでおり、含有量はオレンジの30倍とも言われています。(レモンに含まれるビタミンCは0.09%、アセロラは1.6~17.2%)。直径1~2cmの小さな果実で、果実が赤くなる前の未熟な時にビタミンC含有量が多く、果実が熟すとビタミンC含有量が著しく低下します。早く食べましょう。その代わり酸っぱいです。果実は非常に傷みやすく、高温だと収穫後数時間で傷むので、生果が流通することはあまりありません。自宅で収穫したらすぐ食べましょう。酸味が強いので加工品や冷凍品での利用が多いです。
| 学名 |
| Malpighia emarginata キントラノオ科 ヒイラギトラノオ属 |
| 別名 |
| アセロラ、アセローラ |
| 開花時期 |
| 5月~11月 (返り咲き) |
| 花色・大きさ・花形 |
| ピンク・小花(1.3cm位)・一重 |
| 収穫時期 |
| 6月~10月 |
| 果実の大きさ |
| 小粒 2cm |
| 甘さ |
| 平均糖度:10度 |
| 果実の用途 |
| 生食、加工用(お菓子、ジュース、ジャムなど) |
| 結果年数 |
| 1~3年 |
| 自家結実性 |
| 1本でなる(1本でなる両性花ですが、昆虫が少ない環境では人工受粉を行ってあげてください。) |
| 最終樹高 |
| 鉢植え:0.5m ~ 2m (常緑低木) |
| 栽培用途 |
| 観葉植物、鉢植え |
| 成長の早さ |
| 早い |
| 植栽適地 |
| 北海道~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた、耐陰性普通、土壌酸度:弱酸性 耐寒性弱い(5度)、耐暑性強い、耐乾性普通 |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:強い 害虫:普通 |
| 芽吹き時期 |
| 4月頃 |
| トゲの大きさ |
| なし |
| 花言葉 |
| 愛の芽生え、健康増心 |

アセロラ|バルバドスチェリー 甘味大実の育て方
植え方・用土
日当りと風通しが良く、水はけの良い土壌で植えてあげてください。
アセロラは、酸性土壌を好みますので、ブルーベリーの土で植え付けていただくと良いです。温室や地植えの場合は、ピートモスを混ぜてお使いいただくと良いです。
アセロラは、高温多湿を好み、12℃以下で生長が止まります。
地植えの際は、温室で、家庭栽培の場合は、鉢植え栽培が必須になります。
鉢植え栽培の場合8は号~10号サイズの鉢で、10月下旬からは 日中 ベランダで日光に当て、夕方からは室内で管理してあげてください。(10月下旬~4月までは室内管理がおすすめ)5月~10月上旬までは日光によく当ててください。30度以上になると真夏の直射日光や西日は避けてあげてください。
春の植え付け方法
植え付け適期は4月~6月です。
夏の植え付け方法
根をいじらずに植え、水切れにご注意ください。
秋の植え付け方法
根をいじらずに植えます。
水やり
夏場は乾きやすいので、土の表面を毎日チェックし、乾いていたら、鉢底から水が流れるぐらいたっぷり水を与えてください。
冬場は夏場に比べると乾きにくくなるので、水を控えめにします。
肥料のやり方
緩効性の化成肥料を春、夏、秋に1度づつ与えます。冬場は必要ありません。
アセロラは肥料が多すぎると、枝葉が茂りすぎ、花が上がってこないので注意が必要です。
花芽の付き方
アセロラは、植え付けてから、約 2~3年くらいで開花し、結実します。
ですので、収穫は植え付けから3年後が目安です。基本的に年に2回、春と秋の開花の後に収穫します。開花後1か月ほどで色づき、収穫できます。
収穫後に剪定を行います。
剪定方法
新梢の根元部分に3~4枚ほど葉を残し、積極的に切り返し剪定を行うことで、花芽を多く付けることができます。
上の栽培年表の通り、基本的に剪定は、春と秋の年2回行うのが理想的です。
それ以外の季節は、混み合う枝葉を間引く程度で大丈夫です。上手に実を成らす方法は、単果枝を多く出させることがコツです。
その他栽培や性質の注意点
地植えですと、九州南部と沖縄に限られます。
病害虫の予防法
病気は あまり出ません。
害虫は、湿度が高い場所などは アブラムシが出ることがあります。
見つけ次第、ベニカ水溶剤などを散布すると良いです。




