● アセロラの品種の特徴

アセロラは他の果樹苗の果実に比べ、ビタミンCがずば抜けて高いことから、近年、健康・美容食材としても有名です。
果実1個で、レモン 3個分のビタミンCが含まれていると言われています。その分、酸味が強いです。
栽培管理するうえで、生育温度を15℃に保っていると、年に2~3回 果実が上がってきます。
収穫後は数時間で鮮度が落ちてくるため、お早めに食してください。
このアセロラの品種名はありません。品種不明です。

サクランボに似た赤色の果実でビタミンCに富んでいます。果実は非常に傷みやすいので加工品や冷凍品が多いです。

学名
Malpighia emarginata キントラノオ科 ヒイラギトラノオ属
開花時期
5月~11月 (返り咲き)
花色・大きさ・花形
白・小花(1.3cm位)・一重
収穫時期
6月~10月
果実の大きさ
小粒 2cm
果実の用途
生食、加工用(お菓子、ジュース、ジャムなど)
結果年数
2~3年
自家結実性
1本でなる(1本でなる両性花ですが、昆虫が少ない環境では人工受粉を行ってあげてください。)
最終樹高
地植え:0.5m ~ 3m (常緑低木)
成長の早さ
早い
植栽適地
北海道~沖縄
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた、耐陰性普通、土壌酸度:弱酸性
耐寒性弱い(5度)、耐暑性強い、耐乾性普通
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:普通
芽吹き時期
4月頃
トゲの大きさ
なし
花言葉
愛の芽生え、健康増心

アセロラ ポット苗 沖縄県産の育て方


植え方・用土

日当りと風通しが良く、水はけの良い土壌で植えてあげてください。
アセロラは、酸性土壌を好みますので、ブルーベリーの土で植え付けていただくと良いです。温室や地植えの場合は、ピートモスを混ぜてお使いいただくと良いです。
アセロラは、高温多湿を好み、12℃以下で生長が止まります。
地植えの際は、温室で、家庭栽培の場合は、鉢植え栽培が必須になります。
鉢植え栽培の場合8は号~10号サイズの鉢で、10月下旬からは 日中 ベランダで日光に当て、夕方からは室内で管理してあげてください。(10月下旬~4月までは室内管理がおすすめ)5月~10月上旬までは日光によく当ててください。30度以上になると真夏の直射日光や西日は避けてあげてください。


春の植え付け方法

植え付け適期は4月~6月です。


夏の植え付け方法

根をいじらずに植え、水切れにご注意ください。


秋の植え付け方法

根をいじらずに植えます。


水やり

夏場は乾きやすいので、土の表面を毎日チェックし、乾いていたら、鉢底から水が流れるぐらいたっぷり水を与えてください。
冬場は夏場に比べると乾きにくくなるので、水を控えめにします。


肥料のやり方

緩効性の化成肥料を春、夏、秋に1度づつ与えます。冬場は必要ありません。

アセロラは肥料が多すぎると、枝葉が茂りすぎ、花が上がってこないので注意が必要です。


花芽の付き方

アセロラは、植え付けてから、約 2~3年くらいで開花し、結実します。
ですので、収穫は植え付けから3年後が目安です。基本的に年に2回、春と秋の開花の後に収穫します。開花後1か月ほどで色づき、収穫できます。
収穫後に剪定を行います。


剪定方法

アセロラ新梢の根元部分に3~4枚ほど葉を残し、積極的に切り返し剪定を行うことで、花芽を多く付けることができます。
上の栽培年表の通り、基本的に剪定は、春と秋の年2回行うのが理想的です。
それ以外の季節は、混み合う枝葉を間引く程度で大丈夫です。上手に実を成らす方法は、単果枝を多く出させることがコツです。


その他栽培や性質の注意点

地植えですと、九州南部と沖縄に限られます。


病害虫の予防法

病気は あまり出ません。
害虫は、湿度が高い場所などは アブラムシが出ることがあります。
見つけ次第、ベニカ水溶剤などを散布すると良いです。




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