● アテモヤ ジェフナーの品種の特徴
アテモヤ ジェフナーは、イスラエルで育成された品種です。
早生でとても着果がよい豊産性のアテモヤです。若木のうちからよく花が着き、自然受粉でも着果すると言われている、とても育てやすい品種です。優良品種で果実の形もよく揃います。
果肉は白色、クリーミーで甘く、上品なよい香りがあります。
果実の大きさは、平均450g~大きい物は1kgを超える大実になります。
糖度は平均22~23度、高いものでは25度にもなります。
別名:森のアイスクリーム、パイナップルシャカトウ、カスタードアップル、あてもやじぇふなー
アテモヤはフロリダで品種改良された釈迦頭とチェリモヤを掛け合わせた品種です。食感や風味がパイナップルに似ていることから、台湾では鳳梨釋迦(パイナップル釈迦頭)と呼ばれています。甘味だけの釈迦頭に比べ程よい酸味と芳香を兼ね備えているため、近年栽培され始め急に人気が出てきました。外見は釈迦頭に似ていますが、釈迦頭の表面の凹凸がうろこ状に剥がれ易いのに比べて、アテモヤの皮は一枚に繋がっています。栽培可能な期間が12月から2月迄と釈迦頭にくらべ短く、栽培自体も難しいため高級品種として扱われています。
別名:カスタードアップル
学名 |
Annona × atemoya バンレイシ科 バンレイシ属 |
別名 |
森のアイスクリーム、パイナップルシャカトウ、カスタードアップル、あてもやじぇふなー |
開花時期 |
4~6月 |
花色・大きさ・花形 |
黄緑色・・釣鐘状 |
収穫時期 |
12月~2月 |
果実の大きさ |
★★★★☆ 特大果 450g~1000g前後 |
甘さ |
★★★★★ 平均糖度:22~25度 |
果実の用途 |
生食、加工用(お菓子、ジュースなど) |
結果年数 |
3~5年 |
自家結実性 |
1本でなる(アテモヤは受粉樹は不要ですが、雌雄異熟花なので人工授粉をしていただく必要があります。1つの花に雌しべと雄しべがあり、雌しべが先に熟し、後に雄しべから花粉がでます。蕾が開きかけた頃に雌しべが受粉可能になっているので、既に咲いている花の雄しべからやわらかい筆などで花粉を採って、雌しべの柱頭につけてあげます。花粉は冷蔵庫で保存すれば2~3日はもちます。) |
最終樹高 |
鉢植え:1m ~ 2m (常緑中高木) |
栽培用途 |
鉢植え、観葉植物、インテリアプランツ |
成長の早さ |
早い |
植栽適地 |
南九州~沖縄 |
育てやすさ |
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた、 耐寒性弱い(-2度)、耐暑性強い |
耐病害虫性 |
耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない |
芽吹き時期 |
4月頃 |
花言葉 |
契り |
アテモヤ ・シャカトウの栽培暦
アテモヤ ジェフナーの育て方
植え方・用土
植え替えは9月から11月ごろ、または3月から5月ごろに行ってください。適期は3月ごろです。水はけの良い肥沃な用土を好みます。どちらかというと弱酸性土壌を好みます。配合は、赤玉土7、腐葉土3の割合。市販の園芸用培養土でも問題ありません。当店の花ひろば培養土(鉢植え専用用土) もおすすめです。
水やり
根が浅く張るので水切れに注意が必要です。基本的には土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えてください。特に、開花期や果実の肥大期は水切れを起こさないよう注意が必要です。
肥料のやり方
3月、6月、10月に有機質肥料を若干多めに与えますおすすめはカルシウム肥料の「ブルーベリーの肥料 【ブルーベリーを丈夫に育てたい】」です。果実がつくようになったら、カルシウムとカリウムが多く必要とされるので、冬期に苦土石灰やカルシウム肥料( 貝化石)などを土壌にすぎ混んであげてください。
花芽の付き方
花芽は新梢の基部につきます。
剪定方法
剪定の適期は2~3月頃です。高さ50~80cmで切り詰めて、基本となる主枝を3~4本ほど出して形を整えていきます。徒長枝や込み合っている枝など不要な枝は間引き剪定してください。
その他栽培や性質の注意点
※アテモヤは5m~10m近くまで大きく成長する高木樹です。鉢植えで樹高を抑えて管理、栽培していただくことをおすすめします。
※日当たりの良い、夏は涼しく、冬は暖かい場所で管理してください。生育適温が18~25度前後になります。
耐寒性はマイナス2度前後までありますが、特に幼木のころは寒さに耐えられない可能性があります。10度以下で生長が止まります。冬は最低温度5℃以上が保てる日当たりのよい場所で様子をみてあげてください。
最低気温が15度以上の時期は戸外で、30度を超えるような日は涼しい室内に取り込んでいただくと安心です。
病害虫の予防法
特に気になる病害虫はありません。