園芸店の植物管理のうんちく。
レモン部顧問の高井尽です。
園芸の小話をメールマガジンでお知らせしております
園芸店の植物管理のうんちく。

いつもよりも早く花が咲きますと、
「花が咲いてしまったのですが、大丈夫ですか?」
と、ご質問が来ます。
大丈夫ですよ。
そんな年もあります。
花が早く咲いても枯れることはありません。

果実が実るかどうかは、わかりませんが、
今から心配してもしょうがありませんので、
どんな花が咲いたのかな?
いつもよりも小さいかな?
その花が長持ちするかな。
と、いつもとの違いを楽しんでみましょう。

咲いてしまったものを、
もとに戻すことができないですから。
あ、写真を撮影しておきましょう。
今のスマホは便利なので、
撮影した日付も一緒に記録されます。
来年の開花のとき、
昨年はいつ咲いたか確認ができますし、
去年の花と今年の花の比較もできます。

株が若いのに花が咲くことがあります。
咲かせてもいいのでしょうか?
まだ植えて1年目でも、
少しくらい花を楽しんでもいいと思います。
花がたくさん咲いたらどうしよう。
株が小さいのにたくさんの花が咲くといけないのでは?
そのような質問もいただきます。

そうですね。
株が若いのに、見合わないほど花が咲いたら、
花を減らしてみてはいかがですか?
果実が実らなかったとしても、
枯れなければ、また来年チャレンジできます。

3月19日はこちらは小学校の卒業式が多いです。
苗木部もママさんスタッフが休みが多いです。・
出勤人数が少ないので、
対応や出荷がいつもよりも時間がかかるかもしれません。
申し訳ございません。
ご不便をおかけしますが、どうか、
ご理解とご協力をお願いします。

今年の卒業式も、今までと随分異なるようです。
卒業式はやり直しが効かないですが、
植物の開花は来年もまたチャレンジができます。
花が早くなったり、
遅くなったりすると、
受粉できなかったりするものですから、
心配の声がたくさん届きます。
昆虫が少ない早春の時期の開花では受粉が心配なので、
人工授粉を試してみましょう。

人工受粉のやり方がわからない?
花粉を雌しべに運んであげるだけです。
花同士をこすりつけてやってもいいですし、
綿棒やティッシュなどで運んでやっても大丈夫。
受粉樹との開花がずれる心配があるときは、
花粉を保存することも、チャレンジしてみると良いです。
何でも、前向き、今を楽しもう。

もうすぐ春休みなので、学校がお休みになり、
苗木部でも一部のスタッフは時短勤務や
自宅勤務を行えるようにしております。
ご注文、出荷は通常通り出荷いたします。
出荷やお問い合わせのお返事、電話対応などで、
人員不足のため出荷に通常よりお時間がかかる場合があります。
ご不便をおかけしてしまったら、
心から、お詫び申し上げます。

園芸って素晴らしいです。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!
苗木部 部長 高井尽(たかいつくす)

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