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アフリカンマンゴスチン マンゴスチン の特徴と育て方

● マンゴスチン アフリカンマンゴスチンの品種の特徴

「アフリカマンゴスチン」は熱帯アフリカに広く分布するフクギ科Garcinia属の常緑果樹です。「Imbe(インベ)」の名前でも知られ、マンゴスチン(Garcinia mangostana)と同じ属に属する食用果樹です。西アフリカから東アフリカ、さらにアフリカ南部まで非常に広い範囲に分布し、河川沿いの林や森林、岩場などさまざまな環境に自生します。地域によって降水量にも大きな差があり、湿潤な環境だけでなく比較的乾燥した地域にも適応しています。樹形にも個体差があり、低木状に育つものから10mを超える樹木になるものまで見られます。若い樹は整った円錐形の樹冠を作り、成長すると枝を横方向へ広げる独特な樹形になります。葉は厚みのある青緑色で、白っぽく浮き上がる葉脈も美しく、果樹としてだけでなく観葉価値も高い植物です。

そして最大の魅力は、鮮やかなオレンジ色に熟す果実。果実は小型の球形~卵形で、熟すと黄色から鮮やかなオレンジ色になります。中には黄色~オレンジ色のジューシーな果肉が入り、生食することができます。
味は甘味と酸味を併せ持った爽やかなタイプ。果肉は水分が多く、アプリコットを思わせるような風味とも表現されます。自生地では野生の果実が採取されて食べられており、そのまま生食するほか、飲料やアイスクリームなどへの利用も可能です。

一般的なマンゴスチンとは、かなり印象の異なる果物で、マンゴスチンが紫色の厚い果皮と白い果肉を持つのに対して、アフリカマンゴスチンは鮮やかなオレンジ色。果実もずっと小型で、濃厚な甘さというより、ジューシーで甘酸っぱい風味を楽しむGarciniaです。また、果皮が比較的薄く傷みやすいことから、果実品質が良いにもかかわらず大規模な商業流通にはあまり向かず、現在でも一般的な果物とはいえません。

栽培植物として見ても、本種には非常に面白い特徴があります。東南アジア原産のマンゴスチンは、高温多湿な熱帯雨林の環境を好み、乾燥にも比較的弱い果樹です。それに対してアフリカマンゴスチンは、年間降水量の少ない地域から湿潤な地域まで自生し、根付いた樹は乾燥にも強い性質を持っています。また、海岸近くでも栽培できる程度の耐塩性もあるとされています。日当たりから半日陰で栽培でき、水はけの良い砂質~砂壌土を特に好みます。成長は比較的ゆっくりですが、その分コンパクトな状態を長く維持しやすく、鉢植えでじっくり育てるのも面白いでしょう。一方で、耐寒性については注意が必要です。アフリカに分布する植物ということで強健な印象がありますが、本種は寒さには敏感です。自生地も基本的には冬が暖かい地域であり、日本では強い霜や凍結を避けて管理する必要があります。

学名
Garcinia livingstonei フクギ科 ガルシニア属
別名
リビングストンズガルシニア、インベ
開花時期
条件が合えば年2回
花色・大きさ・花形
赤と白
収穫時期
開花後110日~130日前後
果実の大きさ
★☆☆☆☆小実 12~25mm
甘さ
★★★★★ 平均糖度:17.6度
果実の用途
生食
結果年数
5年
自家結実性
1本でなる(単為結果する)(メス木なら1本でも単位結実します。雌雄異株ですがメス木だけでも単位結実します。(種から育てるとほぼ99%メス、それも親のクローンになるようで、基本オス木が存在しないとされています))
最終樹高
鉢植え:1m ~ 2m (常緑低木)
栽培用途
鉢植え、観葉植物など
成長の早さ
遅い
植栽適地
日本全国(原則、鉢植え栽培)
育てやすさ
★★☆☆☆ やや難しい
日照条件:半日陰、土壌酸度:弱酸性
耐寒性弱い(10度)、耐暑性普通
耐病害虫性
耐病性:普通 害虫:普通
花言葉
チャーミング

アフリカンマンゴスチン|実生ポット苗の育て方

植え方・用土

ph5~6.5の弱酸性土で湿り気のある土壌を好みます。ブルーベリーの土で育てるとよいです。樹高が30cmに満たない若木の内は半日陰で管理してください。強い日当たりでは葉焼けします。耐寒温度は7度くらいまで、18度を下回らないのが理想です。25度以上の環境で成長し、35度以上で弱ります。根が弱いため、植替え時はなるべく崩さないようそっと植え替えます。


水やり

暑い時期は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。常緑樹ですが気温が下がると地上部が枯れ、根の状態で冬越しすることもあります。落葉したり地上部が枯れた場合は、20度以下の場合は3日に一回、15度以下の場合は4日に一回という感じで水やりを控え目に。


肥料のやり方

春~秋にかけて2ヶ月おきに緩効性の肥料を与えてください。


花芽の付き方

小枝の先端に花芽がつきます。3m程度になったら水ストレスで花芽をつけます。
石垣島では10月から11月は水やりは少なめにし、12~1月は土壌は土壌から乾燥する分を補う程度に水やりを行い、土壌乾燥させます。日中に葉がしおれても翌朝には回復する程度の乾燥ストレスをかけ続けます。最先端部の枝の軸がしおれるほど水ストレスをかけ続けて1か月後くらいから水やりの量を増やすと、枝の先端部が割れて丸い花芽が出てきます。水ストレスがきつすぎると落葉しますが、日焼けさせなければ水やりで葉芽が出ます。
2月から水やりを増やしていきます。


剪定方法

特に必要ありませんが、剪定する際は成長期に行います。2~3m程度で主幹を切り戻し、その後は先端部の目はすべて書き取り、下の枝葉を増やすように育ててください。


その他栽培や性質の注意点

収穫まで長い年数がかかります。観葉植物として、大事に育てることをおすすめします。


その他豆知識

マンゴスチンの生産者さんへの質問

Q: 葉先から茶色くなって枯れてきたのですが。

A: マンゴスチン・ドリアン・ランブータンなど、赤道直下で育つ純熱帯果樹は葉先が巻いて茶色くなってくるのは生理現象です。生理現象なので、病害虫や水の与えすぎが原因ではありません。葉先が茶色くなっても取り除いたりする必要はありません。

Q: それにしても高いですね。どうしてこんなに高いのですか?
A: マンゴスチンは苗がほぼ流通しておりません。売り切れたら次はいつご用意できるかはわかりません。種から育てても発芽して苗になるのがとても少なく、栽培がむつかしく歩留まりが悪いんです。また、苗にできても4年生でようやく30cm程度。最初はぜんぜん生長してくれないので、樹齢のわりに大きくならず、生長に時間がかかるので値段も高くせざるをえないのです。




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