
● バッカウレア イエロータンポイの品種の特徴
「イエロータンポイ」は一度食べたら忘れられない、驚異的な甘さを誇るボルネオの幻の野生果実です。
ボルネオ島の熱帯雨林に自生するコミカンソウ科(旧トウダイグサ科)の希少な果樹で、栽培されることはほとんどなく、多くは森林に自生する野生個体から収穫されます。そのため、市場に出回る機会も少なく、現地でしか味わえない貴重なフルーツとして知られています。
最大の魅力は、その圧倒的な甘さです。果実は赤褐色の控えめな見た目ですが、果皮を割ると鮮やかなゴールデンイエローの果肉が現れます。一口食べると、濃厚な甘さが口いっぱいに広がり、まるで「はち〇つきんかんのど飴」を果汁にしたような独特の風味を楽しめます。
実際に野生個体で測定した糖度は31度を記録しました。これは多くの果物を大きく上回る数値で、酸味はほとんど感じられず、喉に余韻が残るほどの濃厚な甘味が特徴です。野生種でありながらこれほど高い糖度を持つ果実は非常に珍しく、初めて味わう方の多くが驚かされます。
樹は光沢のある濃緑色の葉を持つ常緑高木で、成熟すると幹や太い枝に直接果実を付ける「幹生果」となります。果実が幹いっぱいに実る姿は熱帯果樹ならではの迫力があり、観賞価値も非常に高い種類です。
高温多湿な熱帯雨林を原産とするため、耐暑性は非常に高く、水分を豊富に含んだ腐植質の土壌を好みます。一方で乾燥や寒さには弱く、冬季は10℃以上を目安に管理してください。日本では鉢植えや温室での栽培がおすすめです。
日本ではほとんど流通しておらず、世界的にも希少な果樹です。しかし、その味わいは「珍しいから美味しい」のではなく、「純粋に果物として非常に美味しい」と評価できる一種です。
ボルネオの熱帯雨林が育んだ、驚異的な甘さを誇るバッカウレア・エドゥリス。希少性だけでなく、果物そのものの美味しさを求める方にも、自信を持っておすすめできる極めて魅力的な熱帯果樹です。
「バッカウレア」は東南アジアから西太平洋の島々が原産と広い地域に自生しています。その生態は多様で奥深く、ボルネオ島だけを見ても、赤、白、青、ターコイズ・・・・・・などと信じられないほど豊かな色彩の果実が幹にびっしりと実り、「ボルネオの宝石」とも呼ばれる美しい果実がなります。カカオやジャボカバなどと一緒で幹から直接花を出す「幹生花」です。
| 学名 |
| Baccaurea edulis トウダイグサ科 バッカウレア属 |
| 別名 |
| バッカウレア・エドゥリス |
| 開花時期 |
| 5月~7月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 緑白色・(0.8cm位) |
| 甘さ |
| ★★★★★ 平均糖度:最高31度 |
| 結果年数 |
| 2~4年 |
| 自家結実性 |
| 雌雄異株または雌雄同株(インドネシア・カリマンタン地域の「1果実に種子が1つだけ入る果実から育った実生は、雌雄同株になりやすい。さらに、雌雄同株の親木から採れた実生も雌雄同株になりやすい」という伝承に倣い、実際に雌雄同株として結実している親木の種、それもできる限り果実の中に種子が1つだけ入っているものを選び、播種しています。現地で受け継がれてきた経験則であり、科学的には雌雄同株になることが証明されていません。また、実生苗は親木とまったく同じ性質や、雌雄同株になることを保証する苗ではありません。現地の伝承と原生地ならではの遺伝的な多様性をあわせ持つ、将来性のある実生苗としてお楽しみいただければと思います。) |
| 最終樹高 |
| 地植え:8m ~ 10m (常緑高木) |
| 植栽適地 |
| 沖縄県 |
| 育てやすさ |
| ★☆☆☆☆ 難しい 日照条件:日なた、耐陰性弱い、土壌酸度:弱酸性 耐寒性弱い(10度)、耐暑性強い、耐乾性弱い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:強い 害虫:普通 |
バッカウレア|イエロータンポイ 実生苗の育て方
植え方・用土
水はけの良い土壌で有機質を多めに含んだ弱酸性土(ph5.5~6)に植えてあげてください。当店で販売中のブルーベリーの土がオススメです。根が弱いので1年生の1年目はそのままポットで育て、2年目に鉢植え10号サイズに植え替えるのが良いです。幼木の根が非常に弱く、強風によって根っこが動くと枯死する場合がありますので、注意が必要です。植え付けから3年間くらいは支柱をつけてしっかり固定し、風よけ すると良いです。
水やり
基本的に土が乾いていたら、たっぷり水を与えてください。夏は乾きやすいので、土の表面を毎日チェックすると良いです。開花から果実生育期は過乾燥で生理落果したり、果実が小さくなったりします。10月以降は秋芽を出させないようにやや乾燥気味に管理してください。冬は土をできるだけ乾かすと花芽分化するので、乾かし気味に管理してください。
肥料のやり方
年間チッソ施肥量は1年生で50g、3年生で150g、6年生で250g程度で、4月、8月、10月の3回に分けて化成肥料を与えます。収穫後の肥料は速効性の化成肥料を年間施肥量の1/3程度与えるのが良いです。若木のうちはこまめに少しずつ与えてください。有機質を好みますので、化成肥料以外でも果樹と野菜の有機肥料EX をお使いいただくのも良いです。
花芽の付き方
花芽は春から伸びた新しい枝先に付きます。また、日中の温度が20度以上になることも必要です。
剪定方法
5月ごろに込み合う枝、下に垂れた枝、内側に向かって伸びる枝、枯れ枝などは根元から剪定をし、樹幹内部まで日あたりが良くなるようにしてください。間延びした枝を切り戻して副梢を出させて開心自然形に樹形を作ります。冬の休眠期に行っても大丈夫です。
病害虫の予防法
病気は特にありません。害虫はカイガラムシやハダニが発生します。混み合った枝は剪定し、風通しをよくしてください。また、葉水をかけるとハダニの発生を防ぐことができます。
まれに、シャクトリムシが出る場合がありますので、発生した場合は、専用の薬剤を散布します。
