
● ヤシ ポンドランド ココナッツの品種の特徴
「ポンドランド ココナッツ」は「幻のココヤシ」とも称される、南アフリカ固有の極めて希少なヤシです。ココヤシを思わせる優雅な姿と、優れた耐寒性を兼ね備えた、世界中のヤシ愛好家が憧れる名種として知られています。
南アフリカ東海岸のポンドランド地方にのみ自生する一属一種の非常に珍しいヤシです。海に近い渓谷や急斜面に点在して自生し、その自生地は限られていることから、世界的にも希少性の高い植物として保護されています。
ココヤシのような美しい樹姿と太く力強い幹の先に、濃緑色の長い羽状葉を大きく広げる姿は非常に優雅で、南国らしい雰囲気を演出します。一方で、ココヤシよりも葉は厚みがあり、全体的に引き締まった力強い印象を与えるため、重厚感のある景観を楽しめます。
原産地は温暖な海洋性気候で、一年を通して湿度が高く、夏は温暖、冬も比較的冷涼な環境です。そのため耐暑性に優れるだけでなく、ココヤシでは難しい寒さにも比較的強く、短時間であれば-5℃前後まで耐えるとされています。ココヤシの雰囲気を楽しみながら、より寒冷な地域でも栽培に挑戦できる希少なヤシとして高い人気があります。
日当たりの良い環境を好み、水はけの良い用土で育てると健全に生育します。生育期には十分な水を好みますが、一度根付くとある程度の乾燥にも耐える丈夫な性質を備えています。成長速度は比較的ゆっくりですが、その分、年々風格を増し、長く楽しめるヤシです。
ジュバエオプシス属は、南米のチリヤシやココヤシなどと近縁で、植物学的にも非常に興味深い存在です。現在では交配育種にも利用されることがあり、その優れた耐寒性は将来の耐寒性ヤシ育種においても大きな可能性を秘めています。
流通量は極めて少なく、世界中のコレクターから高い人気を集める希少種です。ココヤシのような南国らしい姿と、優れた耐寒性を兼ね備えたポンドランド・ココナッツは、他では味わえない特別な存在感を庭にもたらしてくれるでしょう。
「ヤシ(椰子)」は、単子葉植物ヤシ目ヤシ科に属する植物の総称で、熱帯地方を中心に亜熱帯から温帯にかけて広く分布しています。南国を思わせる独特の樹形やデーツのような実が収穫できるなど、ちょっとトゲトゲしてますが魅力の多い植物です。熱帯地方を中心に253属、約3333種、あまり多くはありませんが、日本にもシュロなど6属6種が自生しています。多くの品種で種が実用利用されています。食用に向かない観賞用の品種もありますが、食用油や工業油なども取れ、生食や砂糖の材料、ドライフルーツやジュースなどなど利用も多岐にわたる栽培価値の高い品種が多いです。
冬~春は古くなった葉が傷みや枯れこみが目立つようになります。中心部から新しい葉が生えるので、傷んだ葉は生え際で切っておくと良いです。
| 学名 |
| Jubaeopsis caffra ヤシ科 ジュバエオプシス・ ベック属 |
| 最終樹高 |
| 地植え:m ~ 20m 鉢植え:m ~ 2m (耐寒性常緑高木) |
| 栽培用途 |
| 鉢植え、地植え、観葉植物、記念樹、シンボルツリー、街路樹 |
| 成長の早さ |
| 遅い |
| 植栽適地 |
| 九州~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
| ★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた、耐陰性強い、土壌酸度:弱酸性 耐寒性弱い(0度)、耐暑性強い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない |
ヤシの木|ポンドランド・ココナッツ 実生苗の育て方
植え方・用土
植え付け時期は、秋(10月頃)~翌年の梅雨入り前くらいまでが良いです。水はけの良い土壌で植え付けてあげてください。
植え付け場所は日当たりの良い場所で管理してあげてください。日当たりが悪いと葉っぱが汚くなることがあります。ココスヤシなでどは耐寒性に優れているので、マイナス7~8℃くらいまでなら、防寒も必要ありません。
水はけの良い用土であれば育てられます。庭植えの場合、水はけが悪いようならバーク堆肥を混ぜ込んで排水性をよくしてから植えて下さい。地植えの場合は、花ひろば堆肥「極み」を使って植えていただくと良いでしょう。
鉢植えの場合は市販されている観葉植物専用の土か花ひろば培養土和みがお勧めです。
根詰まりすると生育が止まり、葉っぱが黄色く変色して枯れ混んできます。ですので鉢植えの場合は2年に一度くらいの頻度で植え替えする良いでしょう。
水をたっぷり与えると、どんどん大きく育っていきます。植え付け場所のスペースなども考慮して、土の表面を少し乾燥ぎみにさせて育てると、生長を抑えることができます。
水やり
地植えでは植え付け1年目の生育期だけこまめな水管理をします。根付いてしまえば水やりは雨任せで大丈夫です。
肥料のやり方
5月~10月頃に、2ヶ月に1度くらいのペースで緩効性化成肥料を与えてあげてください。
液肥でも構いませんが、冬場などの休眠期は与えなくても良いです。栄養剤肥料などで水はけが悪くなると根腐れが起こりますので、ご注意ください。
剪定方法
葉が古くなると、黄色く変色してきます。葉の寿命なので根元から剪定してください。冬~春は葉が傷んでいきます。葉の寿命です。
病害虫の予防法
病害虫はあまり心配いりません。
基本的に丈夫な植物です。
増やし方
種で増やします。
