
● ヤシ ラフィアパームの品種の特徴
「ラフィアパーム(ラフィアヤシ)」は熱帯アフリカやマダガスカルに自生するヤシ科ラフィア属の総称で、その若い葉から作られる天然繊維は軽さ、しなやかさ、高い耐久性を兼ね備えた優良素材です。天然の樹脂を含んでいるため、使うほどに柔らかくなり、美しい艶が増すのが特徴です。世界で最大の葉の長さを誇るため、繊維素材として重宝されてきたのでしょう。
開花には20年以上、結実・果実の成熟にはさらにそれぞれ5、6年必要で、実が熟したら枯れてしまうそうです。実は工芸品に使われます。
世界最大級の葉を広げる、圧倒的なスケールを誇る巨大ヤシで、熱帯植物ならではの迫力ある景観を演出できることから、世界中の植物園やコレクターの憧れです。
Raphia fariniferaは、マダガスカルをはじめ、アフリカ東部から西部、さらにインド洋の島々に広く分布するラフィアヤシの代表種です。湿地や川沿い、沼地など、水分が豊富な場所に自生し、年間を通して高温多湿な環境で旺盛に生育します。
最大の特徴は、その驚異的な葉の大きさです。羽状葉は長さ15~20m以上に達することがあり、植物全体としても世界最大級の葉を持つことで知られています。大きく弧を描く葉が何枚も広がる姿は圧巻で、一本植えるだけでも熱帯雨林のような迫力ある景観を楽しめます。
幹は比較的低く、葉が株元から豪快に立ち上がるため、葉の美しさがより際立ちます。成長すると大きな株となり、他のヤシにはない独特の存在感を放ちます。
耐暑性は非常に高く、日本の夏の高温にもよく適応します。一方で、自生地が湿地であることから乾燥を嫌い、生育期は十分な水分を与えることで力強く成長します。日当たりを好みますが、若木のうちは明るい半日陰でも順調に育ちます。
耐寒性はあまり高くなく、5~10℃以上を保つ環境で管理するのが理想です。暖地では屋外栽培も可能ですが、寒冷地では鉢植えで育て、冬季は温室や室内へ取り込むと安心です。
Raphia属には世界最大の葉を持つ種類も含まれますが、本種もその壮大さを十分に感じられる代表種です。一般的なヤシとは一線を画す圧倒的なスケールと実用性を兼ね備えたラフィアヤシは、本格的なトロピカルガーデンを目指す方にぜひおすすめしたい希少な大型ヤシです。
「ヤシ(椰子)」は、単子葉植物ヤシ目ヤシ科に属する植物の総称で、熱帯地方を中心に亜熱帯から温帯にかけて広く分布しています。南国を思わせる独特の樹形やデーツのような実が収穫できるなど、ちょっとトゲトゲしてますが魅力の多い植物です。熱帯地方を中心に253属、約3333種、あまり多くはありませんが、日本にもシュロなど6属6種が自生しています。多くの品種で種が実用利用されています。食用に向かない観賞用の品種もありますが、食用油や工業油なども取れ、生食や砂糖の材料、ドライフルーツやジュースなどなど利用も多岐にわたる栽培価値の高い品種が多いです。
冬~春は古くなった葉が傷みや枯れこみが目立つようになります。中心部から新しい葉が生えるので、傷んだ葉は生え際で切っておくと良いです。
| 学名 |
| Raphia farinifera ヤシ科 ラフィア属 |
| 別名 |
| ラフィアヤシ |
| 最終樹高 |
| 地植え:m ~ 20m 鉢植え:m ~ 2m (耐寒性常緑高木) |
| 栽培用途 |
| 鉢植え、地植え、観葉植物、記念樹、シンボルツリー、街路樹 |
| 成長の早さ |
| 遅い |
| 植栽適地 |
| 九州~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
| ★★☆☆☆ やや難しい 日照条件:日なた、耐陰性強い、土壌酸度:弱酸性 耐寒性弱い(10度)、耐暑性強い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない |
ヤシの木|ラフィア・パーム 実生苗の育て方
植え方・用土
植え付け時期は、秋(10月頃)~翌年の梅雨入り前くらいまでが良いです。水はけの良い土壌で植え付けてあげてください。
植え付け場所は日当たりの良い場所で管理してあげてください。日当たりが悪いと葉っぱが汚くなることがあります。ココスヤシなでどは耐寒性に優れているので、マイナス7~8℃くらいまでなら、防寒も必要ありません。
水はけの良い用土であれば育てられます。庭植えの場合、水はけが悪いようならバーク堆肥を混ぜ込んで排水性をよくしてから植えて下さい。地植えの場合は、花ひろば堆肥「極み」を使って植えていただくと良いでしょう。
鉢植えの場合は市販されている観葉植物専用の土か花ひろば培養土和みがお勧めです。
根詰まりすると生育が止まり、葉っぱが黄色く変色して枯れ混んできます。ですので鉢植えの場合は2年に一度くらいの頻度で植え替えする良いでしょう。
水をたっぷり与えると、どんどん大きく育っていきます。植え付け場所のスペースなども考慮して、土の表面を少し乾燥ぎみにさせて育てると、生長を抑えることができます。
水やり
地植えでは植え付け1年目の生育期だけこまめな水管理をします。根付いてしまえば水やりは雨任せで大丈夫です。
肥料のやり方
5月~10月頃に、2ヶ月に1度くらいのペースで緩効性化成肥料を与えてあげてください。
液肥でも構いませんが、冬場などの休眠期は与えなくても良いです。栄養剤肥料などで水はけが悪くなると根腐れが起こりますので、ご注意ください。
剪定方法
葉が古くなると、黄色く変色してきます。葉の寿命なので根元から剪定してください。冬~春は葉が傷んでいきます。葉の寿命です。
病害虫の予防法
病害虫はあまり心配いりません。
基本的に丈夫な植物です。
増やし方
種で増やします。
