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ガックフルーツ ガックフルーツ の特徴と育て方

● ガックフルーツ ガックフルーツの品種の特徴

「ガックフルーツ」は、タイやベトナムの南アジアなどで広く栽培されています。現地ではお祝いの席の料理に出されることが多い食材。ベトナムでは餃子の皮に練り噛んだりするそうです。果実は鮮やかなオレンジ色で中に真っ赤な果肉が詰まっています。果実は緑から黄色に熟し、果皮が赤くなったら収穫です。小さな種が入っていますがこちらは食べられないので取り除いてください。高いビタミンCとβ-カロテンリコピンやビタミンEなども豊富に含まれている非常に栄養価の高い果物です。栄養価の高さから「天国からの果物」とも呼ばれます。味は甘みが少なくおいしくはないです。

ガックフルーツはウリ科だからか一年草との情報もありますが木です。雌雄異株なので雌にしか果実がなりませんが、年数が経過すると雌の木に雌雄で咲いたり、雄の木に雌雄咲いたりします。
果実(種)の販売が日本では禁止されているため、商業的な栽培は行われていません。

学名
Momordica cochinchinensis ウリ科 モモルディア属
別名
ナンバンカラスウリ、南蛮烏瓜、ビタミンフルーツ、ゴールデンメロン、ベトナムメロン
花色・大きさ・花形
クリーム色
収穫時期
7月~11月
甘さ
平均糖度:5~7度
自家結実性
一本でならない(雌雄異株)(人工授粉すると98%の確率で実がなります。花は夕方には終わるので朝、人工授粉をしましょう。雌雄異株ではありますが、年数が経過すると雌の木に雌雄で咲いたり、雄の木に雌雄咲いたりします。)
最終樹高
地植え:0.5m ~ 3m 鉢植え:0.5m ~ 2m (常緑多年草)
最終葉張り
つる性
栽培用途
地植え、花壇、鉢植え、緑のカーテン、グリーンカーテン
成長の早さ
早い (200cm/年)
植栽適地
四国~九州南部(鉢植えなら全国で栽培可能)
育てやすさ
★★★☆☆ 育てやすい
日照条件:日なた、土壌酸度:弱酸性
耐寒性やや弱い(4度)、耐暑性強い
耐病害虫性
耐病性:ほとんどつかない 害虫:普通につく

ガックフルーツ|実生ポット苗の育て方

植え方・用土

生育適温は20~30℃です。一応、東海地方で屋外越冬したとの情報もありますが、耐寒性が低く10℃以下では枯れることがあります。冬は鉢植えにして室内の明るい場所に取り込み、霜に当てないよう注意してください。
水はけの良い肥沃な用土を好みます。寒さが心配な地域は鉢植え栽培をおすすめします。
水はけの良い培養土和みがおすすめです。鉢植えの場合は赤玉土と腐葉土を混ぜたものに緩効性の肥料の元気玉を2粒程度加えると育ちやすいです。


水やり

水遣りは、用土が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりとやります。夏場は、乾燥しやすいので水切れに注意します。朝夕2回の水遣りが必要かもしれません。冬は乾かし気味に管理します。2~3週間に1回の水遣りで十分です。


肥料のやり方

樹勢が強く、良く伸びるので肥料は控えめか与えません。春から秋の生育期に月1回程度の追肥をします。液肥も効果的です。


花芽の付き方

花は朝開花し、夕方には終わります。


増やし方

挿し木、実生。挿し木は湿度がないと発根しにくいので6月ごろが適期です。




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