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カレー スターフルーツ 甘味系の特徴と育て方


スターフルーツとは?

● スターフルーツ カレーの品種の特徴

「カリー」は果重が150g程度と他の品種に比べやや小ぶりですが、細長いためカットフルーツに適しています。糖度は8度で平均的な甘さですが、「庭先でつくる トロピカルフルーツ(著者:米本仁巳)」の本には糖度22度の果実の収穫の記述もあります。カレーは長花柱花なので、短花柱花と混植すると結実が良くなります。
※カレー種はカレーの香りや味がするのではありません。加齢臭もしません。

スターフルーツはインドや、熱帯アジアから生まれた常緑樹。和名は五歛子(ごれんし)と言い、まだあまり国内でも流通しておりません。果実は「オクラ」のような感じですが、これを輪切りにカットすると断面が「星」のような形になることから、この名前が付けられました。国内での栽培は沖縄県が盛んで、種類は「甘味系」と「酸味系」の2種類に分類されます。
熱帯果樹の中では寒さには強いほうです。屋内越冬をおすすめします。
耐寒性は5度程度までと記載もありますが、三重県北部の当店の環境だと、無加温の温室内で越冬しています。冬は-5度程度まで下がります。寒さが厳しいと葉が黄変して落葉します。生育適温は20℃~25℃です。

夜になると葉が垂れ下がる性質があります。冬は寒いからか垂れっぱなしになってます。葉が黄色くなりやすいですが、生育不良ではありません。

甘味系品種の糖度は10~12度くらいです。

学名
Averrhoa carambola Kari カタバミ科 ゴレンシ属
別名
和名:五歛子(ごれんし)、タマザキヒメハナシノブ、アメリカハナシノブ、カリ
開花時期
5~6月頃
花色・大きさ・花形
ピンク・小花(1cm位)
収穫時期
9~10月頃
果実の大きさ
12cm
甘さ
★★★★★ 平均糖度:9~22度
果実の用途
生食、サラダ
結果年数
1~3年
自家結実性
1本でなる(両性花で虫媒花。午前中の受粉が有効。【長花柱花】短花柱花と混植すると結実が良くなる。)
最終樹高
鉢植え:1m ~ 2m (非耐寒性常緑小低木)
最終葉張り
傘のような樹形
栽培用途
鉢植え
成長の早さ
樹勢が強い
植栽適地
関東~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能)
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた、耐陰性普通、土壌酸度:弱酸性
耐寒性弱い(5度)、耐暑性強い、耐乾性やや弱い
耐病害虫性
耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない

スターフルーツ|カレー種 実生ポット苗の育て方

植え方・用土

生育適温は20℃~25℃です。熱帯果樹の中では寒さに強く、5℃程度の気温でも耐えますが、昼夜の温度差の激しい環境や急激な温度変化が苦手で、冬に最低気温が保てる場所でも温度差が10℃以上ある場所では枯れてしまうことがあります。沖縄など冬でも暖かく、さほど温度差も激しくない環境でなら地植えで育てることもできますが、 寒さが心配な地域は鉢植え栽培をおすすめします。水ストレスがかかりやすい鉢植えのほうが糖度が高くなります。
用土は水はけの良い土を使い、日当りの良い場所で管理してください。ph5.5~6.5の弱酸性土を好むので、ブルーベリーの土で鉢植えするのをおすすめします。


水やり

水やりは、夏は毎日与え、それ以外の時期は土の表面が乾いていたら、たっぷり与えます。冬は土が乾くのが遅くなりますので、水やりの頻度を減らしてください。与えるときはたっぷりと与えてください。


肥料のやり方

肥料は春に生長を始める3月~4月、花が咲いて果実ができはじめる6月頃、果実が大きくなる8月頃の年3回与えます。窒素分が多いと実付きが悪くなることがあるのでその点に気をつけ、骨粉と油かすを混ぜたものを与えます。常緑果樹に使う有機質肥料を与えても良いです。


花芽の付き方

古い枝先に花芽がつきます。まれに幹に直接つくことがあります。


剪定方法

枝があまり横に張らずに邪魔にならないので、基本的に剪定は必要ありません。木が大きくなり、風通しや日当たりを邪魔するような枝が出てきたら、枝分かれしている付け根から切り落とす間引き剪定を行う程度で充分です。剪定は3~4月、もしくは9~10月に行います。
スターフルーツは熱帯果樹ですので、常緑樹ですが葉っぱの痛みがひどく、枯れているように見えますが、これは木の性質なのでご心配いただかなくても大丈夫です。


その他豆知識

たくさんの実を成らせると (特に樹が若いうち) 充分に栄養が行き渡らずちゃんとした果実ができにくい場合があります。実が小さい内に摘み取って(摘果して)成る数を制限すると良いです。開花後125~150日で収穫です。スーパーには7分着色の早どり果実が流通しますが、家庭果樹なら完熟果がおすすめ。黄色の果皮にオレンジ色が出始めたら収穫すると糖度が高い果実が取れます。収穫後は早めに冷やして食べますが、冷蔵庫で1~2週間程度保存もできます。


病害虫の予防法

特に病害虫はつきませんが、高温乾燥時期 (初夏から夏場にかけて)にハダニが発生したことがありました。2週間おきに枝葉に葉裏の埃を吹き飛ばすようにして水を吹き付けてハダニも吹き飛ばしてください。ハダニは水が嫌いです。ハダニは葉につき吸汁して植物を弱らせるので見つけ次第、薬剤を散布して駆除します。 ハダニに効く薬剤として、ダニ太郎がおすすめです。


増やし方

4月~9月に挿し木で殖やせます。挿し木では2~3年で実がつき、実生の場合は5~6年で結実します。




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