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マラン アルトカルプス の特徴と育て方

● アルトカルプス マランの品種の特徴

「マラン」は東南アジア原産のフルーツで、ジャックフルーツの近縁種で、アルトカルプス(パンノキ)と呼ばれるフルーツに属します。その味は、甘い蜂蜜ミルクのようで、紅茶のような良い香りがします。アルトカルプスの中でも非常に高い評価を受けており、知る人ぞ知る美味なフルーツです。

「アルトカルプス」は東南アジアを中心に世界に50種以上あるフルーツの仲間です。世界一大きなフルーツとして知られるジャックフルーツは特に著名ですが、その他にもハワイなどの太平洋の島々で昔から栽培されていたパンノキ(ハワイではウルと呼ばれます)や、東南アジアで、知る人ぞ知る美味なフルーツ、マランなど世界中で愛されています。
中でもボルネオ島には非常に珍しいアルトカルプスがたくさん自生しています。果肉がオレンジで、カボチャプリンのような味のエンタワックや、果肉がホワイトで濃厚な蜂蜜のような味のビントゥラン、さらにはまるで別の星の生物かと思うほど奇妙な形をしたケスス(リンパト)など非常にエキゾチックで魅力的なものが多いです。
また、クワ科に属する熱帯・亜熱帯の大型常緑樹で、種子や挿し木で繁殖します。パンノキのように吸い芽で増えるものもいます。

学名
Artocarpus odoratissimus クワ科 アルトカルプス属
別名
マダン、ティマダン、タラップ、キラン、グリーンペダライ、ジョヘイオーク、タルシウ
開花時期
7~8月頃
花色・大きさ・花形
淡い黄緑
収穫時期
6月から9月(不定期)
果実の大きさ
15~20cm、およそ1kg
果実の用途
生食
結果年数
3~5年
最終樹高
鉢植え:m ~ 2m (常緑高木)
栽培用途
鉢植え、温室
成長の早さ
遅いcm/年
植栽適地
日本全国(原則、鉢植え栽培)
育てやすさ
★★☆☆☆ やや難しい
日照条件:日なた、耐陰性強い、土壌酸度:弱酸性
耐寒性弱い(10度)、耐暑性強い、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない

マラン|実生苗の育て方

植え方・用土

日あたりと水はけのよい肥沃な土壌を好みます。10度以下になると枯死する可能性があるため、肌寒くなってきたら室内で管理するようにしてあげましょう。


水やり

土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。根腐れを起こしやすいので、やりすぎ厳禁。成木になると乾燥により強くなります。


肥料のやり方

肥料食いなので年に3~4回、完全肥料(NPK肥料)を与えます。タイミングは収穫後のお礼肥として。


剪定方法

込み合う枝、枯れた枝は適宜、根元から剪定し風通し良く管理します。




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