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黄曙斑 ネズ トショウ(杜松)の特徴と育て方

● ネズ 黄曙斑の品種の特徴

トショウ(杜松)黄曙斑は、ほぼ一年中、新芽が鮮やかな黄金色になる珍しい美葉品種です。

葉はマツに比べて短いのですが、細く鋭くネズミを刺すほどという意味合いからの「ネズ」の樹ですが、枝枯れしやすく、芽摘みにも手間がかかるので、玄人好みの樹木といえます。

トショウ(杜松)は、ネズミを刺す程針の様な鋭く細い葉が特徴な庭木です。枝枯れしやすく、芽摘みにも手がかかり管理にコツがいります。ちょっと難しい樹種にもチャレンジしたい中級者向けの樹。盆栽としては五葉松や真柏と並ぶ代表樹種でムロやネズ、ネズミサシとも呼ばれます。

学名
Juniperus rigida ヒノキ科 ビャクシン属
別名
ネズ、ネズミサシ、ムロ
開花時期
4月頃
自家結実性
雌雄異株
最終樹高
地植え:1m ~ 8m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑高木)
最終葉張り
枝垂れ
栽培用途
盆栽、寄せ植え、鉢植え、地植え
成長の早さ
遅い
植栽適地
東北南部~九州
育てやすさ
★★☆☆☆ 初心者には少し注意
日照条件:日なた、耐陰性やや弱い、
耐寒性普通、耐暑性強い、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:強い

トショウ(杜松)|黄曙斑 ポット苗の育て方

植え方・用土

基本的に移植や植え付けは3月~入梅までか秋に行います。寒冷地の寒期は避けます。
日当たりが良く、水はけが良ければ土質は特に選びません。


水やり

夏に雨がよほど降らない時期は水を与えますが、雨が当たれば基本的に夏以外の時期は水やりは不要です。植え付け後2年未満の地植えの苗や鉢植えでは土が乾いたらたっぷり与えてください。冬は水は控えめで大丈夫です。


肥料のやり方

やせ地でも育つため基本肥料は必要ありません。あげるときは、2月に寒肥を株周りに堆肥と油かすなどを株もとに埋め込みます。土壌が肥沃だと成長が極端に早くなることがあります。


剪定方法

5~6月と秋口に込み合った枝を落とす透かし剪定を行います。基本的に、剪定に弱いので軽めに。


病害虫の予防法

病害虫に強いトショウですが、多湿に弱いので梅雨や秋雨の時期に、くもの巣病にかかることがあります。病状が出た場合は、すぐにその部分を取り除きます。適切な薬剤を散布します。




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