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恵那錦 マルバノキ の特徴と育て方

● マルバノキ 恵那錦の品種の特徴

マルバノキの紅葉はとても魅力的です。一度に紅葉するのではなく、まず黄色に染まって、それから美しい赤色へと変化して行きます。そして、紅葉した葉が散り始める晩秋、マンサクに似た暗赤色の小さな花が咲き始めます。花は小さく目立ちませんが、鮮やかな紅葉と慎ましく咲く花を同時に楽むことができる珍しい木です。
日陰でも育ちますが、日向で育てた方がより鮮やかな赤色に紅葉します。半日陰で育つと、紅葉時に緑・黄・赤の葉が混在するそうです。これはこれで綺麗ですので、どこに植えるかを考えるのも楽しみの一つかもしれません。
『利休七選花』とは、千利休が茶室に飾る茶花として特に好んだとされる七つの花木のこと。現代でも、茶花や生け花として広く愛されています。

ハート型の可愛い葉っぱや美しい紅葉で、シンボルツリーとしても人気があるマルバノキですが、人気の秘密はその育てやすさにもあります。
樹形が美しく、自然樹形をそのまま楽しむことができるので、剪定は「邪魔なら切る」程度で大丈夫。また病害虫に強く丈夫なので、初心者の方でも楽しく育てていただけると思います。
春の新緑から秋の紅葉、晩秋の花まで、季節の移ろいを感じてください。

マンサク科マルバノキ属の落葉樹です。丸みを帯びたハート型のような特徴的な葉をしており、秋には葉が鮮やかな赤色に紅葉します。また、葉が紅葉(落葉)する11~12月頃、マンサクのような形の、赤く小さな2つの花が背中合わせに咲きます。別名の「紅万作 ( ベニマンサク )」は、この花が名前の由来です。
西日や乾燥が苦手で、夏の間に葉焼けを起こすと、秋の紅葉がきれいに楽しめないので注意が必要です。

学名
Disanthus cercidifolius マンサク科 マルバノキ属
別名
紅万作(ベニマンサク)
開花時期
11月~12月
最終樹高
地植え:1m ~ 3m 鉢植え:1m ~ 2m (落葉低木)
最終葉張り
1m ~ 3m
栽培用途
記念樹、シンボルツリー、鉢植え、街路樹、花壇
植栽適地
東北南部~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能)
育てやすさ
★★★★★ 初心者に超おすすめ
日照条件:日なた~半日陰、耐陰性強い、
耐寒性強い、耐暑性強い
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:つきにくい
花言葉
早熟、幸福の再来、ひらめき

マルバノキ 恵那錦 ポット苗の育て方

植え方・用土

基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。 日当たりの良い水はけの良い肥沃な土壌に植えてあげてください。土質を選ばない丈夫な木ですが、バーク堆肥をよくすきこんだ土に浅めに植え付けします。鉢植えでも大丈夫です。半日陰でも育ちますが、日当たりが悪いと紅葉がきれいに楽しめないことがあります。


肥料のやり方

2月ごろに寒肥として油かすと腐葉土堆肥を株周りに穴を掘り与えます。9月頃に追肥として化成肥料を適量与えます。


剪定方法

最適時期は、2~3月と7~8月ですが、自然樹形を楽しむので、特別剪定は必要ありません。


病害虫の予防法

病害虫はほとんどつきません。




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