● エンバク アウェナ ストリゴサの品種の特徴
エンバク(えん麦)の野生種(セイヨウチャヒキ:Avena strigosa)で、緑肥や牧草に最適です。ヘイオーツという名前でもも流通しています。マリーゴールドと同様、大根やニンジン、レタスなどの大敵であるキタネグサレセンチュウやキスジノミハムシの抑制し、根腐れ対策や連作障害回避が期待できます。初期生育が旺盛で、地上に葉を茂らせるので雑草の抑制にも役立ちます。根は深くまではり、土壌の微生物バランスを整えてくれます。土壌病害虫を防除する手段として、コンパニオンプランツやバンカープランツとしても利用されています。ソラマメのすぐそばにエンバクを近くで育てるとソラマメにアブラムシがつきません。
野生エンバク アウェナストリゴサはネグサレセンチュウ害を低減できますが、畑によってはネコブセンチュウ害を助長してしまう可能性があります。
また,サツマイモネコブセンチュウは多くの作物を加害する多犯性の線虫なので、後作作物のネコブセンチュウ害に与える影響はあります。
| 学名 |
| Avena strigosa イネ科 カラスムギ属 |
| 別名 |
| セイヨウチャヒキ、野生エンバク、ヘイオーツ |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.5m ~ 1.2m (一年草) |
| 栽培用途 |
| 地植え、緑肥、牧草、コンパニオンプランツ、バンカープランツ |
| 成長の早さ |
| 早い |
| 植栽適地 |
| 日本全国 |
| 育てやすさ |
| ★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた、 耐暑性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:普通 害虫:強い |
種(タネ)|野生エンバク(アウェナストリゴサ)の育て方
植え方・用土
種まきの時期は、3月~6月、9月です。種まき後は土をかぶせ、鎮圧と鳥害対策が必要です。播種から60日前後(春まきの場合)、草丈80~100cmで出穂初期に立毛のまますき込みます。後作の1月前頃にすき込めるタイミングで播種します。冬場が0℃程度であれば越冬できます。
水やり
発芽までと初期成育の期間は土が乾かないように管理し、必要に応じて潅水してください。
肥料のやり方
肥料は必要ありません。
その他栽培や性質の注意点
種が結実すると雑草化するので、穂になる前にすきこんでください。
