
● ルッコラ サラダロケットの品種の特徴
サラダロケットはルッコラやアルグラとも呼ばれ、地中海原産の栄養価の高い葉野菜です。背丈の低い一年草で、葉は柔らかく、ゴマのような香りとほろ苦さが特徴です。そのままサラダとして、またレタスなどの淡白な味のサラダに混ぜるとゴマのような風味が加わり、美味しくいただけます。花もエディブルフラワー(食べるお花)として、サラダに少量添えるとわずかな辛みを楽しめます。
別種のワイルドロケット(セルバチコ)とよく似ています。味や用途もそっくりです。
ワイルドロケットとの違いは葉の形と花色。ルッコラはワイルドロケットよりも渋みが少し少ないです。ルッコラのほうがやや渋みや風味が薄いので、サラダに向きます。それだからかイタリアンロケットサラダと言われるのかもしれません。ルッコラは葉は丸く花は白です。それなのになぜか和名はキバナスズシロと言います。
若い葉はサラダやサンドイッチに入れて食べるとおいしいです。炒め物や付け合わせ、おひたしなど、用途は多いです。料理の色どりやアクセントにもお勧め。花や蕾も食べれます。種は強壮作用があるのでハーブティーにも用いられます。ちなみに、熱を加えると辛みやゴマの風味は消えてしまいます。
ビタミンC、ビタミンEが豊富で、カルシウムはピーマンの30倍、鉄分も豊富で栄養抜群です。
播種時期:4~7月、9~10月
直播し、日当たりの良い場所で、乾燥させすぎないように育てます。プランターなら種を筋まき、またはばらまきし、うすく覆土します。発芽適温20℃、生育適温15~25℃を確保して育て、混み合った部分は3~5cm間隔程度に間引いて収穫します。収穫開始期の目安は種まきから約1ヶ月です。
「ルッコラ」はゴマに似た風味が人気の葉野菜でサラダとしてイタリア料理で利用されます。ルッコラの名はイタリア語を語源としていますが、園芸品種としては「ロケット」の名で知られています。
| 学名 |
| Eruca vesicaria subsp. sativa アブラナ科 キバナスズシロ属 |
| 別名 |
| アルグラ、イタリアンロケットサラダ、ルーコラ、キバナスズシロ |
| 開花時期 |
| 5月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 白~クリーム色・小花(2cm位)・一重 |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.2m ~ 0.3m 鉢植え:0.2m ~ 0.3m (一年草) |
| 栽培用途 |
| 地植え、鉢植え、ハーブ、料理、畑 |
| 植栽適地 |
| 日本全国 |
| 育てやすさ |
| ★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた、土壌酸度:弱アルカリ性 耐寒性やや強い、耐暑性やや弱い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:強い 害虫:つきやすい |
