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ハマナス 赤一重 バラ 原種系の特徴と育て方

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●商品について
商品はポット苗です。根鉢の部分も含め高さ約35cmです。根鉢の大きさは3.5号(直径10.5cmポット)です。

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気温が低くなり、苗がしっかりと締まった後で切り戻しをして畑から堀上げ、ポットに仮植されて販売します。落葉時期は葉がついておりません。

(休眠期にポット上げするため根が土をつかんでおりません。ポットをはずせば土がボロボロ落ちますが、品質は大丈夫です。)

ポットのままでも半年~1年栽培が可能ですので、寒冷地の場合は冬に受け取って、春に植えても大丈夫です。

晩秋~冬の休眠期は最小限しか水を欲しがりません。水の与えすぎによる根ぐされに注意してください。

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ハマナスは秋にはビタミンの果実。ローズヒップが実ります。

● バラ ハマナス 赤一重の品種の特徴

ハマナスらしい赤い一重咲きの花です。花径6~8cmもある濃いバラ色の花を咲かせます。花は清楚で美しく香りも強いです。
「ハマナス」は北海道から太平洋側は茨城県まで、日本海側は鳥取県の海岸に自生する原種「ジャパニーズローズ」です。皇后雅子さまのお印の花としても知られます。海岸の砂地に自生し、梨のように大きな果実をつけるから「浜梨(ハマナシ)」と呼ばれ、転化して「浜茄子(はまなす)」です。潮風に強く、病害虫に強く育ちます。ミニトマト大の大きめのローズヒップをつけます。リンゴのような香りがする実が楽しめます。ただ全体的に自家結実性が低く、中でも八重咲き品種は実がつきにくい傾向にあります。ローズヒップにはレモンの20倍のビタミンCやビタミンEをはじめ、カルシウムや鉄分などなど美容に期待できる栄養をを多く含んでいます。ローズヒップはハーブなのでティーにしたり切り枝ではアレンジにできます。
性質は強健で耐寒性も抜群、トゲが毛深いのがたまにきずですが、バラと比べると葉脈がはっきり見える点が印象的です。潮風にも強く、日本の砂地に自生する原種です。自生地では匍匐するように矮性ですが花壇などに植えると大きく育ち、樹高は1.5mくらいになります。生育旺盛で耐寒性・耐病性も強く、乾燥に強く痩せ地でも育ちます。初心者にもお勧めの育てやすい品種です。

原種系のオールドローズ

学名
Rosa rugosa バラ科 バラ属
別名
浜茄子(ハマナシ)、ジャパニーズローズ、ロサ=ルゴサ
開花時期
5~8月 (返り咲き)
花色・大きさ・花形
濃いピンク・中輪咲き(8cm位)・一重平咲き
香りの強さ
★★★★☆ 強香
収穫時期
10月~11月
果実の大きさ
★★★★★ 大実 2.5cm
果実の用途
ジャム、お茶、ハーブティー、観賞用、切り花
結果年数
1~2年
自家結実性
1本でなる。
推奨受粉樹
他のハマナス
最終樹高
地植え:m ~ 1.5m 鉢植え:m ~ 1.5m (耐寒性落葉低木)
最終葉張り
シュラブ/半横張り性
栽培用途
鉢植え、庭植え、花壇、地植え、フェンス、ボーダー、ポール、アーチ、修景バラ
成長の早さ
普通
植栽適地
日本全国
育てやすさ
★★★★★ 初心者に超おすすめ
日照条件:日なた、耐陰性普通、
耐寒性強い、耐暑性やや弱い、耐乾性やや強い
耐病害虫性
耐病性:やや強い 害虫:普通につく
芽吹き時期
3~4月頃
トゲの大きさ
トゲは多い
花言葉
「豊かな香り」、「見映えのよさ」、「美しいかなしみ」、「照り映える容色」、「あなたの魅力にひかれます」、「旅の楽しさ」

“ハマナス赤一重咲き”の育て方

植え方・用土

基本的に移植や植え付けは11月~入梅までに行います。
水はけの良い、肥沃な酸性土壌に植えます。植え付けの際は鹿沼土とピートモスを配合した土に植えましょう。
日当たりを好みますが根が浅く乾燥に弱いので夏は半日陰くらいのほうが調子いい。
2~3時間の日光でも大丈夫。春と秋の日当たりが悪くなるにつれ、花付や葉色が本来の美しさを発揮できなくなります。


春の植え付け方法

水切れしやすいので早めに植えます。根はほぐさずにそのまま植えます。3月中の植え付けであれば植え付け後の水やりは雨任せにします。4月に入ってからの植え付けでは雨がない日は毎日水やりをし、9月中旬ごろまでは水切れに注意です。


夏の植え付け方法

植え付けできますが乾燥しやすいので植え付け後9月ごろまでは水切れに注意してください。


秋の植え付け方法

秋が一番植え付け適期。葉をすべてむしり取って根をほぐさずに植えます。


冬の植え付け方法

冬は根をたたいて根を少しほぐして植えます。根巻き苗は根をほぐさずに植えてください。


水やり

地植えした場合は雨が当たる場所では水やりは雨に任せ、よほど雨が降らないときだけ土が乾いたら与えます。ツツジは根が浅いので水切れに注意です。
4月下旬から5月が最も水切れしやすいので注意です。
鉢植えでは土が良く乾いたら水をたっぷり鉢底から流れ出るくらい与えます。土が乾いていなければ与えません。夏の水分不足による葉やけを起こさせないように、夏は乾燥したらたっぷり水を与えてください。


肥料のやり方

開花前に寒肥として油かすを少々とピートモスや堆肥を株周りに敷きつめます。


花芽の付き方

夏の7月から8月にかけて新梢の先端に花芽がつき、翌春開きます。


剪定方法

刈り込んで樹形を仕立てたり、生垣に用いたりと用途は多様です。剪定は花の直後に刈り込んで樹形を整えます


その他栽培や性質の注意点

ツツジやサツキは連作障害(同じツツジ科が植えてある場所にまた同じツツジ科の植物を植えると生育が悪くなること)が出やすい性質ですので、枯れた個所の植え増しする際は土壌入れ替えなどして、土づくりをしっかりとしてください。


病害虫の予防法

4月以降~9月までハダニや害虫駆除の消毒を定期的に散布します。




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