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ジュードジオブスキュア バラ S シュラブ (半つるバラ)の特徴と育て方 rose_er022-03-ns

●商品について
商品は3年生接ぎ木ポット大苗です。根鉢の部分も含め高さ約110cmです。根鉢の大きさは7号(直径21cmポット)です。3年生苗とは苗木ができて3年目の苗です。

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秋から冬に入荷します。頂芽優勢で枝先ほど葉が茂る性質で、中間部や下の方は葉がついていなかったり、秋から早春は黄変して落葉することが多いです。夏越えした葉はシミやすれ傷がある場合がありますが、病気や害虫ではありません。定期的な薬剤散布により病害虫は予防してあります。秋から冬は葉が次第に黄変して、落葉が進みます。生理現象ですので状態不良ではありません。あらかじめご理解ください。光合成による養分蓄積を優先するため、多少の痛みのある葉を、あえて取り除かずに出荷する場合があります。

四季咲き品種は秋に花がついてくることがありますが、残暑で花が小さかったりしますし、株の充実を優先して花を落として出荷する場合があります。あらかじめご理解ください。

晩秋~冬の休眠期は最小限しか水を欲しがりません。水の与えすぎによる根ぐされに注意してください。ポットのままでも半年~1年栽培が可能ですので、寒冷地の場合は冬に受け取って、春に植えても大丈夫です。

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● バラ ジュードジオブスキュアの品種の特徴

ジュードジオブスキュアはもっとも優雅な姿のイングリッシュローズのひとつと言えます。
花色は複雑で繊細。全体にイエローなのですが、カップの内側はオレンジっぽく、外側ほど淡い黄色。抱え込むような深いカップ咲きです。
グァバと花の香りを思わせる甘口のワインのような、甘いフルーティーな香りでです。雨が多いと花が開きにくくなります。シーズンを通じて安定してよく花を上げます。
開花後に切り戻してあげればシュラブ状に、茎を伸ばして育てればつるバラになります。強健でしっかりした枝ぶりでシュートの発生も優秀。アーチやフェンスや壁面におすすめです。耐病性も強く、うどん粉病に強いです。
年数をかけて大株に育てたい品種です。
トーマス・ハーディの小説の主人公ジュードから名前が付けられました。

シュラブローズはブッシュローズ(木立バラ)とクライミングローズ(つるバラ)の中間的な樹形で、やや高性になるものや半つる性になるものです。鉢植えや花壇、オベリスクなど使い勝手が良いので、用途やシーンを選ばずに用いやすい品種が多いです。
シュラブローズは冬に強い剪定をして木立ちにしてもいいし、トレリスとかオベリスクに誘引しても楽しめます。どっちかといえば、トレリスやオベリスクに誘引して大きくした方が、たくさん花が咲くボリュームがある鉢植えで楽しめます。ベランダで楽しめるつるばらと言う感じです。

学名
Rosaceae Rosa ’Jude the Obscure’ バラ科 バラ属
作出年・作出者
1995年 (イギリス・デビッドオースチンロージズ株式会社)
交配親
アブラハムダービー×Windrush
開花時期
5~11月 (四季咲き)
花色・大きさ・花形
黄色~オレンジ・大輪咲き(11cm位)・深いカップ咲き
香りの強さ
★★★★★ 超強香 フルーツ系(グァバと花や甘口のワインのような匂い)
最終樹高
地植え:1m ~ 2m 鉢植え:1m ~ 2m (落葉低木)
最終葉張り
シュラブ/半横張り性
栽培用途
花壇、地植え向き、鉢植え向き、アーチ向き、オベリスク向き、トレリス向き、アーチ向き、壁面仕立て
成長の早さ
樹勢は普通
植栽適地
日本全国
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた、耐陰性普通、
耐寒性強い、耐暑性強い
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:強い
芽吹き時期
3~4月頃
トゲの大きさ
トゲは普通
花言葉
(黄色いバラ)愛情の薄らぎ、嫉妬、友情

バラ|ジュードジオブスキュア 長尺苗の育て方

植え方・用土

植え付け適期は10月から翌年の春、遅くても5月中には植えてあげましょう。他の時期でも植え付けは可能ですが、葉っぱが残っている時期は根鉢を崩さないようにそっと植えつけ、水切れさせないよう注意します。ふかふかの土が好きなので、地植えの場合は完熟堆肥を漉き込んで植えつけます(肥料分が入っていない場合は元肥もいれます)。鉢植えの場合は培養土を使用すると楽ちんです。スリット鉢でない場合は、排水性を良くするために鉢底石を鉢底に敷いてください。


水やり

鉢植えの水やりのポイントは、土が乾いたらたっぷりと水を与えることです。地植えの場合は土が乾いて葉の先が萎れたときにたっぷりと与えます。ですので、梅雨の時期は控え気味に、真夏の高温期は水切れさせないよう注意しましょう。
冬の時期は休眠期に入るので鉢植えでも水やりは控え気味に。たまに土の表面を見て乾いていたら与える程度で大丈夫です。地植えの場合は雨水で十分です。


肥料のやり方

3月の芽出し時期と夏剪定後に追肥を行います。バラが弱っている場合は液肥や活力剤で樹勢回復を優先しますが、そうでない場合は緩効性肥料を適量与えます。
地植えの場合は、寒肥として株周りに乾燥牛糞等を漉き込みます。


花芽の付き方

花の付き方が不安定で、切れば咲くHTローズと比べてちょっと気まぐれな系統です。大きなものは樹形の管理が難しくなるため、初心者はコンパクトに木立に仕上げるのがおすすめ。


剪定方法

シェラブは仕立て方によって木立にしたりフェンスに添わすことが可能です。

■木立仕立てにする場合
【冬剪定】
木立仕立てにする場合は1月中旬から2月上旬の、芽が動き始める直前に剪定を行います。生育の悪い枝や並行枝などの不要な枝は根元から取り除きます。また、全体に日が当たるようバランスを見ながら全体の1/3~1/2を剪定します(1/2以上残します)この際に、芽の少し上で切るようにしましょう。
通常はこの時期は落葉していますが、近年の温暖化の影響か葉が残っていることもありますので、剪定する2週間前に葉をすべて取りのぞき、枝の状態を確認しておきます。
【花後の剪定】
一番花を摘み取ったら、その枝の葉を2~3枚残して切り戻し剪定を行います。
また、梅雨や夏の高温期は病気になりやすい時期でもあります。不要な枝葉適宜剪定し、風通しがいい状態を維持しましょう。
【夏剪定】
9月ごろの気温が下がり始め、生育が再び活発になるこの時期に夏剪定を行います。夏越し後のバラの状態にもよりますが、基本的に葉が残っている部分の1/3弱ほどを剪定します。弱ったバラだと下葉がないこともあるため、枝先をちょっと切るだけになることもあります。この時に株元がカチカチのようなら少し耕してあげましょう。

■フェンス仕立てにする場合
【夏剪定】
7月ごろに夏剪定を行います。去年から誘引している親枝を枝先から1/3程度元気なシュートの手前まで切り戻します。切った後に出てきたシュートは、束ねて垂直になるように軽く縛っておくと育ちが良くなります。
【その後の剪定】
梅雨や夏の高温期は病気になりやすい時期でもあります。不要な枝葉は適宜剪定し、風通しがいい状態を維持しましょう。
【冬の誘引】
今年に伸びた枝が固くなる前、12月ごろに誘引を行うのが理想です。(一応2月くらいまでは誘引可能)。葉っぱをすべて落とした後に、良い枝から優先的に水平になるように誘引していきます。枝同士が少なくとも握りこぶし分くらいは離れるようにしてください。


その他豆知識

近年の夏の暑さはバラにとっても大変な負担です。直射日光が当たらないように工夫するなど、バラが涼しく過ごせるような対策をしてあげましょう。葉っぱが黄色くなり始めたら夏バテのサインです。


病害虫の予防法

3月頃から病害虫の被害が増え始めます。植物の様子を見ながら適宜、薬剤などを使用します。特に、梅雨の湿気が多い時期や真夏の高温期は要注意です。




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