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ワシントンヤシ ヤシ の特徴と育て方

ヤシ ワシントンヤシ

● ヤシ ワシントンヤシの品種の特徴

ワシントンヤシはアメリカなどで「パームツリー」と呼ばれ、一般家庭、リゾート施設、ショッピングモールなどで植樹されるリゾートガーデン向けシンボルツリーです。最近では日本でも30~50代を中心に自宅で植える人が増えてきています。ヤシの木の中でも耐寒性に優れ、マイナス5度くらいまでなら耐えられます。やや乾燥気味に育てるのがコツで、土の表面が乾いてたら水やりしてください。
日向を好みますが、半日陰くらいでも育ちます。冬の時期は古い葉っぱの先端部分が変色したりしますが、生理的なもので生育には問題ありません。また新しい葉が展開してくるので、古くて汚くなった葉っぱは取り除いてあげる程度のメンテナンスでOKです。

今回のヤシの木はまだまだ小さい小苗ですので、大きくなるまでゆっくり大きくなる姿を楽しみに育ててあげてくださいね。いつか、いつか、いつの日か・・・幹の太い立派なヤシの木になりますよ!

「ヤシ(椰子)」は、単子葉植物ヤシ目ヤシ科に属する植物の総称で、熱帯地方を中心に亜熱帯から温帯にかけて広く分布しています。南国を思わせる独特の樹形やデーツのような実が収穫できるなど、ちょっとトゲトゲしてますが魅力の多い植物です。熱帯地方を中心に253属、約3333種、あまり多くはありませんが、日本にもシュロなど6属6種が自生しています。多くの品種で種が実用利用されています。食用に向かない観賞用の品種もありますが、食用油や工業油なども取れ、生食や砂糖の材料、ドライフルーツやジュースなどなど利用も多岐にわたる栽培価値の高い品種が多いです。

学名
washingtonia. ヤシ科 ワシントニア属
別名
パームツリー、オキナヤシ、ワシントニア、desert fan palm, petticort palm
開花時期
6~8月頃
花色・大きさ・花形
淡い黄色
収穫時期
7~8月
最終樹高
地植え:3m ~ 20m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑高木)
栽培用途
地植え、鉢植え、観葉植物、ロックガーデン、シンボルツリー、カラーリーフ
成長の早さ
遅い (20cm/年)
植栽適地
南関東~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能)
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた~半日陰、耐陰性強い、
耐寒性普通(-5度)、耐暑性強い
耐病害虫性
耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない

ヤシ ワシントンヤシの育て方

植え方・用土

植え付け時期は、秋(10月頃)~翌年の梅雨入り前くらいまでが良いです。水はけの良い土壌で植え付けてあげてください。
植え付け場所は日当たりの良い場所で管理してあげてください。日当たりが悪いと葉っぱが汚くなることがあります。マイナス7~8℃くらいまでなら、防寒も必要ありません。
水はけの良い用土であれば育てられます。庭植えの場合、水はけが悪いようならバーク堆肥を混ぜ込んで排水性をよくしてから植えて下さい。地植えの場合は、花ひろば堆肥「極み」を使って植えていただくと良いでしょう。
鉢植えの場合は市販されている観葉植物専用の土か花ひろば培養土和みがお勧めです。
根詰まりすると生育が止まり、葉っぱが黄色く変色して枯れ混んできます。ですので鉢植えの場合は2年に一度くらいの頻度で植え替えする良いでしょう。
水をたっぷり与えると、どんどん大きく育っていきます。植え付け場所のスペースなども考慮して、土の表面を少し乾燥ぎみにさせて育てると、生長を抑えることができます。


水やり

水をたっぷり与えると、どんどん大きく育っていきます。植え付け場所のスペースなども考慮して、土の表面を少し乾燥ぎみにさせて育てると、生長を抑えることができます。


肥料のやり方

5月~10月頃に、2ヶ月に1度くらいのペースで緩効性化成肥料を与えてあげてください。
液肥でも構いませんが、冬場などの休眠期は与えなくても良いです。栄養剤肥料などで水はけが悪くなると根腐れが起こりますので、ご注意ください。


その他栽培や性質の注意点

耐寒性の強い品種でも、冬の厳しい寒さに直接ふれ、放置すると葉っぱが傷みます。基本的にインテリアプランツとして、室内で鉢植え栽培をオススメしますが、地植えで外で管理する際は、ビニール袋をかけると、葉っぱの傷みを抑えることができます。地植えしている場合、冬場は基本的に葉色が悪くなることが多いです、古くなった葉は自然と落葉し、 新しい葉に生え変わりますので、ご安心ください。


増やし方





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