
● ウツギ ラズベリーサンデーの品種の特徴
「ラズベリーサンデー」は、サクラウツギと呼ばれるピンクのウツギの1品種で、樹形が大きくなりすぎない小型改良種です。こんもりと茂る姿で、可憐な花を一面に咲かせます。庭木や鉢植えでも栽培でき、性質も丈夫で育てやすいサクラウツギ。日本在来種なので気候にもよく適応しています。さらに小型化されただけでなく、花つきも抜群で、花期はとても見事です。
剪定に強いので花後に刈り込めば、小さいまま育てることも可能です。魅力の詰まった新しいウツギで2021年より販売開始します。
ウツギの名の由来は枝の髄が空洞だから、空木(ウツギ)からきました。芽吹きも遅いことと、枝を切っても中が空洞ということから、春の芽吹き時は枯れてしまったと誤解されやすいです。
日本の山野に自生しており、初夏には花が咲きます。清楚で趣深いその様子は古くから愛され、万葉集にも登場する植物です。
| 学名 |
| Deutzia x hybrida 'Raspberry Sundae' ユキノシタ科 バイカウツギ属 |
| 別名 |
| ドイツア、ハイブリダ(学名)、サラサウツギ、サクラウツギ |
| 開花時期 |
| 5~6月 (一季咲き) |
| 花色・大きさ・花形 |
| ピンク・・一重咲き |
| 最終樹高 |
| 地植え:m ~ 1m (耐寒性落葉低木) |
| 最終葉張り |
| m ~ 1m |
| 栽培用途 |
| 庭木、盆栽、トピアリー、鉢仕立て、寄せ植え |
| 成長の早さ |
| 遅い |
| 植栽適地 |
| 北海道南部~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
| 育てやすい 日照条件:日なた~半日陰、 耐寒性強い、耐暑性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんどつかない |
ウツギ |ラズベリーサンデー ポット苗の育て方
植え方・用土
基本的に移植や植え付けは10月~入梅までに行います。日当たり、水はけの良い肥沃な土壌に植えます。日陰にも強い木です。堆肥や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。
鉢植えでも大丈夫です。日当たりを好みますが、西日の強くあたる乾燥しやすい場所よりは、半日陰のほうがよく育ちます。
肥料のやり方
庭植えではほとんど肥料は必要ありません。2月ごろに寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。
剪定方法
前年生長枝に花を咲かせますので、むやみに剪定できません。しかし、放任すると樹形が乱れるので、3~4年に1度地際から20~30cmで切り戻しをし、株を更新します。
病害虫の予防法
病害虫はあまり心配いりません。アブラムシがつくことがありますが、発生したら消毒します。
