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テウクリウム フルーティカム テウクリウム の特徴と育て方 niwa_teucri02

● テウクリウム テウクリウム フルーティカムの品種の特徴

「テウクリウム フルーティカム」は、シルバージャーマンダーとも言われる地中海沿岸産の耐寒性常緑低木です。美しいシルバーリーフと特徴的な淡いブルーの花がお洒落な印象。刈り込みに強く枝葉が密に茂るため、ヨーロッパなどでは生垣やトピアリーとして利用されています。放任すれば2mくらいまで伸びますが、剪定次第では40cm程度に押さえることが可能です。耐寒性のある常緑樹で、寒冷地以外では一年中美しいシルバーリーフが楽しめます。シソ科の仲間で、葉をこすると爽やかな香もします。
乾燥や暑さには強いのですが、多湿環境ではカビや根腐れの心配があります。水はけ、風通しの良いところで管理してあげましょう・

学名
Teucrium fluticans シソ科 テウクリウム属
別名
ツリージャーマンダー、 テウクリウム フルティカンス(フルチカンス)
開花時期
5月~7月
花色・大きさ・花形
淡い紫~青色・(2cm位)
最終樹高
地植え:0.4m ~ 2m 鉢植え:0.4m ~ 2m (耐寒性常緑低木)
最終葉張り
0.4m ~ 0.8m
栽培用途
花壇、鉢植え、寄せ植え、庭木、生垣、トピアリー
成長の早さ
普通 (20cm/年)
植栽適地
関東~九州北部
育てやすさ
★★★☆☆ 育てやすい
日照条件:日なた、土壌酸度:弱アルカリ性
耐寒性強い(-5度)、耐暑性普通、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:普通 害虫:とても強い
芽吹き時期
3~4月頃

テウクリウム フルーティカム|ポット苗の育て方

植え方・用土

日あたりと水はけの良い土壌を好みます。適期は春の4月~5月、秋の9月下旬~10月です。初夏の植え付けでは植え付け後のひと夏めは水切れに注意してください。秋、冬に植える場合は冬の寒さに注意です。寒さで根が傷むことがあるのでマルチングをしてください。夏の高温多湿に弱いので水はけが良い風通しのよい場所で育てましょう。10~20cmくらい高上げした花壇(レイズドヘッド)にし、砂利やココチップなどを混ぜて水が抜けやすくすると良いです。地植えでは深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の1/3程度の堆肥化成肥料を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて埋め戻して植えつけます。鉢植えでは培養土で植えてください。花壇では植えっぱなしで大丈夫ですが、鉢植えでは毎年4~5月に植え替えてください。古い土を半分程度落として、新しい土に植えなおします。


水やり

高温多湿を嫌います。花壇では雨が降るようであれば水やりは控えます。地温が上がらないような工夫をお願いします。マルチングや夏は日陰の場所が良いでしょう。
葉がしおれない程度に、やや乾かし気味に管理します。鉢植えでは土が完全に乾いてきたらたっぷりと与えるようにします。


肥料のやり方

肥料が多いと花つきが悪くなり倒れやすくなりますので、肥料は控えめにします。
やせ地でも育つので、肥料は不要です。


剪定方法

放任すると伸びすぎて倒れたり、下葉が枯れて見苦しくなります。込んでくると蒸れるので、7月ごろに1/3くらいに刈り込みをします。


病害虫の予防法

病害虫は特に心配ありません。


増やし方

株分けと挿し芽で増やすことが出来ます。




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