
スタンダード仕立てのハグロニシキ
● ハクロニシキの品種の特徴
ハクロニシキは、イヌコリヤナギの園芸品種。「白露錦」と書きます。花壇の寄せ植えやシンボルツリーだけでなく生垣としても利用されています。
新芽の状態から班模様が入っているのが特徴で、葉色がピンク色や白色、クリーム色や黄緑色に変化していく様子を楽しめるのが魅力です。
春先から夏にかけて変化する葉の色はピンク色に始まり、次第に白色、緑がかった白色、最終的には白い斑入りの緑色へと変化し、庭に彩りを添えてくれます。
株は枝元から枝が出て株立ち状になります。放りっぱなしでもよく育ち、萌芽力が強く、刈り込んで生垣に仕立てたり、鉢植えでは一本立ちのスタンダード仕立てにすることが多く、庭木としては自然樹形の株立ち状に使うことが多いです。
別名:犬行李柳(イヌコリヤナギ)、五色柳(ゴシキヤナギ)
| 学名 |
| Salix integra ヤナギ科 ヤナギ属 |
| 別名 |
| 犬行李柳(イヌコリヤナギ)、五色柳(ゴシキヤナギ) |
| 開花時期 |
| 3月~5月頃 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 白・小花 |
| 最終樹高 |
| 地植え:m ~ 3m 鉢植え:m ~ 2m (落葉低木) |
| 最終葉張り |
| m ~ 2.5m |
| 栽培用途 |
| 地植え、鉢植え、寄せ植え、花壇、生垣、シンボルツリー |
| 成長の早さ |
| 早い |
| 植栽適地 |
| 北海道南部以南 |
| 育てやすさ |
| ★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた~半日陰、 耐寒性強い、耐暑性やや強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんどつかない |
| 花言葉 |
| 心変わり、移り気 |
ハクロニシキの育て方
植え方・用土
日当たりはもちろん、半日陰でも育ちます。ただしあまりにも日光が強く当たると、葉が焼けて白い斑が痛むこともあるため、地植えにするなら程よく日光の当たる場所がよいでしょう。また一度植えると、移植は困難なので、場所選びは十分に考慮してください。
植え付け・植え替え時期は冬から春。できれば落葉時期に終わらせましょう。
鉢植えの場合は一般的な培養土を利用します。庭植えにする場合は、庭土に3割か4割ほど腐葉土か堆肥を混ぜ込んで土壌を改良します。
水やり
地植えの場合は、自然に降る雨任せで大丈夫です。ハクロニシキは生育が早く、水切れしやすいので、雨が降らない日が続いたり、夏の乾燥時期は水やりをしてください。
鉢植えの場合は、土が乾いたら鉢から溢れるくらいたっぷり水をあげてください。
肥料のやり方
肥料は2月ごろに油粕と腐葉土と堆肥を株の周りに穴を掘って混ぜ込みます。また9月・10月に化成肥料を根の周りにあげます。ただし生育が良い場合は肥料はなくてもいいです。
剪定方法
剪定は落葉時期の冬(12月~1月)に行います。寒い地域ならば3月の雪解け時期に行います。
