
カルミア サラーの赤い蕾。砂糖菓子の金平糖のよう。
● カルミア サラーの品種の特徴
カルミアはコンペイトウのような美しい蕾がかわいい木です。サラーはもっとも鮮やかな赤い蕾が出ます。つぼみが開くとピンク色の皿型の花で、光沢のある葉からひょっこり覗かせてくれます。蕾からかわいいので、開花までと1か月くらい楽しめます。
日本の気候によく合い、比較的半日陰な場所や庭木の下草に重宝します。和風庭園だけでなく、洋風庭園でも良く合います。
カルミアの育て方はシャクナゲや栽培方法は同じです。寒さに弱いので寒地には向きません。
花はおいしそうなのですが、触るとネバネバします。シャクナゲの花もネバネバしますよね。
アメリカシャクナゲとかマウンテン・ローレルとも言われます。
| 学名 |
| Kalmia latifolia ツツジ科 カルミア属 |
| 別名 |
| アメリカシャクナゲ、マウンテンローレル |
| 開花時期 |
| 4~5月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 赤い蕾で開くと薄紅・(1cm位)・コンペイトウの形 |
| 最終樹高 |
| 地植え:2m ~ 3m 鉢植え:1m ~ 2m (耐寒性常緑低木) |
| 最終葉張り |
| 1m ~ 3m |
| 栽培用途 |
| 鉢植え、庭植え、地植え、盆栽、記念樹、目隠し、花壇、工場緑地帯、学校、公園、ゴルフ場 |
| 成長の早さ |
| 遅い (20cm/年) |
| 植栽適地 |
| 東北南部~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
| ★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた~半日陰、耐陰性やや強い、土壌酸度:弱酸性 耐寒性普通、耐暑性普通、耐乾性普通 |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:強い 害虫:強い |
| 花言葉 |
| 大きな希望、大志を抱く、野心、さわやかな笑顔 |
カルミア サラーの育て方
植え方・用土
冬の北風と西日を嫌います。関東以南の地域なら植えつけても寒さの問題はありません。基本的に移植や植え付けは11月~入梅までに行います。適期は2月上旬~4月ごろか9月上旬~10月ごろです。
水はけの良い、肥沃な弱酸性の土壌に植えます。植え付けの際は鹿沼土とピートモスを配合した土に植えましょう。鉢植えではブルーベリーの土に植えてください。
日当たりを好みますが、経験上、少し日陰くらいのほうがちょうど良いです。
水やり
雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料のやり方
肥料は2月ごろに寒肥として油かすと花ひろば堆肥“極みを株周りに埋め込みます。
花芽の付き方
夏に枝先に花芽がつきます。
剪定方法
自然に樹形が整いますので、剪定は特に必要ありません。刈り込みにも耐えるので、好きな形に剪定が出来ます。大きくなりすぎた場合は、思い切って株元近くまで切り下げても大丈夫です。
病害虫の予防法
特に気になる病害虫はあまりでません。
夏にハダニやグンバイムシ、ハマキ虫が時々ついていれば、消毒や駆除してください。
