
● カマツカ カマツカの品種の特徴
「カマツカ」は丈夫で管理しやすいため、かつては畑などの境界線に乱雑に植えられていた樹木です。材が緻密で非常に硬く、窯の絵に使われたことから「鎌柄」と呼ばれるようになったそうです。
春から初夏にかけてリンゴのような可愛らしい5弁花がたくさん咲きます。また、新芽や果実は食用となり、山菜として果実酒として楽しむことができます。果実はちょっと苦みがあるようです。樹皮は年齢を重ねるごとに横皺が目立つようになり、味わい深い雰囲気になっていきます。
| 学名 |
| Pourthiaea villosa var.villosa バラ科 カマツカ属 |
| 別名 |
| 鎌柄、ウシコロシ、ウシノハナギ、ウシタタキ、ノミヅカ |
| 開花時期 |
| 4~5月 (一季咲き) |
| 花色・大きさ・花形 |
| 純白・小輪咲き・一重咲き(花弁数:5枚) |
| 最終樹高 |
| 地植え:2m ~ 4m (落葉中高木) |
| 栽培用途 |
| 庭木、トピアリー、鉢仕立て、寄せ植え |
| 成長の早さ |
| 早い |
| 植栽適地 |
| 北海道南部~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
| 育てやすい 日照条件:日なた~半日陰、 耐寒性強い、耐暑性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんどつかない |
里の木シリーズ|カマツカ ポット苗の育て方
植え方・用土
基本的に移植や植え付けは10月~入梅までに行います。水はけの良い砂質の土壌に植えます。涼しければ日あたりから半日陰まで様々な環境で生育可能です。
水やり
植えつけてから3年未満の若木や鉢植えの場合は、土がしっかりと乾いたら水を上げて下さい。
肥料のやり方
庭植えではほとんど肥料は必要ありません。2月ごろに寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。
剪定方法
自然樹形を楽しむ樹木で剪定は控え目が基本です。ただし、横に広がる樹形なので植栽には広い場所が必要です。毛虫が発生しやすいため、透かし剪定は適宜行います。
病害虫の予防法
毛虫がつきやすいので、枝葉が茂りすぎないようにしてください。
