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ナンヨウスギ ナンヨウスギ の特徴と育て方

ナンヨウスギ ナンヨウスギ 1

● ナンヨウスギ ナンヨウスギの品種の特徴

「ナンヨウスギ」には広義の意味ではシマナンヨウスギのほか、ヒロハノナンヨウスギ、ブラジルマツ、チリマツ、クックアロウカリアなどがありますが、こちらの品種は狭義の意味でのナンヨウスギ「シマナンヨウスギ」と思われますがはっきりとはしていません。

「ナンヨウスギ」はマキ科と並び南半球を代表する常緑針葉樹の品種群です。全体は20種ほどのグループで、そのうち14種はニューカレドニアの固有種と言われています。白亜紀からさほど変わらない姿を維持している植物群で、化石も見つかっており、コウヤマキ、ヒマラヤスギと共に世界三大公園樹と言われています。ナンヨウスギの一種であるシマナンヨウスギを指すこともあります。

学名
Araucaria cunninghamii マツ科 ナンヨウスギ属
別名
アローカリア
開花時期
3~4月頃
収穫時期
10月頃
最終樹高
地植え:5m ~ 10m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑針葉樹)
栽培用途
庭木、鉢植え、盆栽、生垣 など
植栽適地
東北南部
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた~半日陰、耐陰性強い、
耐寒性やや弱い(0度)、耐暑性普通
耐病害虫性
耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんどつかない
花言葉
雄大、堅固、堅実、葉、あなたのために生きる、君のために生きる

ナンヨウスギ|ポット苗の育て方

植え方・用土

基本的に移植や植え付けが最適なのは春と秋です。10月~梅雨期間中までに、真冬の厳寒期を避けて行います。
保水性の高い肥沃な土壌を好みますので、花ひろば堆肥“極み”や完熟腐葉土、有機肥料や緩行性の化成肥料などを混ぜ込んだ土壌に植えます。
日当たりと風通しの良い場所を好みます。耐陰性はありますが、日当たりが悪くなるにつれ、葉色が本来の美しさを発揮できなくなります。


水やり

水をよく欲しがりますので、夏の乾燥に注意です。特に植付けから2~3年はしっかりと水やりをしてください。ただし、高温多湿を嫌いますので、水やりは朝涼しい時間に行います。


肥料のやり方

肥料はしっかりと与えたほうが、生育が良くなり美しくなります。2月ごろに寒肥として有機肥料や緩行性の化成肥料を与えます。ただし、あげ過ぎると枝葉が徒長します。


剪定方法

大きくなりやすく、樹形をコンパクトに保つためには年に数回の剪定を行います。
剪定後は葉が茶色く痛みます。ですので、剪定は新芽が出る前の2~3月に行うのがベストです。新芽 の伸びが止まる6月頃は、必要に応じて弱めの剪定なら大丈夫です。


病害虫の予防法

病害虫はあまり発生しません。
湿度が高いとウイルス病などの病気が発生しますが、発生したら、病気の箇所を早急に取り除きます。スギドクガの幼虫に食害されることがありますので、農薬散布などで予防しておくと安心です。




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