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スープセロリ セロリ の特徴と育て方

● セロリ スープセロリの品種の特徴

スープセロリの葉は黄緑色で外見はイタリアンパセリやコリアンダーに凄く似ています。セロリほど大きくならないので鉢植えにして管理するといいかもしれません。
軟らかい葉や茎はサラダやスープに利用されるほか、肉料理の臭み消しや、刻んで薬味や炒め物に用いられたりもします。和、洋、中と何にでもあわせやすいハーブです。
セロリの原種に近い品種で、背丈は約35cmまで成長します。茎は一般のセロリほど太くならず、細い茎と葉を食べます。根元から数センチ残して収穫すれば、また伸びてくるので、長く収穫を楽しめます。
香りづけとしてスープに入れたり、肉料理の臭み消しに使われます。茎部は甘味があるので、サラダとして生で美味しくいただけます。

【種からの育て方について】
播種時期:3~6月、9~10月
直播きで育ちますが、発芽に1~2週間かかるのでセルトレーかポットでの育苗が望ましいです。株間15~20cmで定植します。水を好みますので過度の乾燥は避けて育てます。種まきから約2~3ヶ月ほどで収穫開始期です。(秋まきの越冬栽培は種まきから約5ヶ月かかります。)
2年草になります。直射日光に当たらない、明るい日陰で育てると葉茎が固くならずに成長してくれます。

「セロリ」は古くは古代ローマ・ギリシャ時代から香料や薬草として利用されてきました。現在は品種改良が進み食用として私たちの食卓に普通に上がるようになっています。セロリにはいくつか系統がありますが、日本に広まったのはコーネル種と呼ばれる系統です。葉物野菜でありながら栽培期間が4~5か月と長く暑さ寒さ乾燥に弱いため育てるのが難しく、中級向けの野菜となります。

学名
Apium graveolens セリ科 オランダミツバ属
別名
スープセルリー、芹菜(キンツァイ、キンサイ)、セリナ、チャイニーズセロリ、オランダミツバ
開花時期
5月~7月
花色・大きさ・花形
最終樹高
地植え:0.2m ~ 0.4m 鉢植え:0.2m ~ 0.4m (二年草)
栽培用途
鉢植え、庭植え、寄せ植え、ハーブガーデン、花壇
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた~半日陰、土壌酸度:弱アルカリ性
耐寒性やや強い、耐暑性普通
耐病害虫性
耐病性:やや強い 害虫:普通につく
芽吹き時期
5月
花言葉
真実の愛、会える幸せ

スープセロリ|ポット苗の育て方

植え方・用土

風通しと水はけの良い肥沃な土壌を好みます。地植えならベッド植え、鉢植えなら浅型の広いものを選びましょう。株間が。10×10cm内外になるように植え付けます。
直射日光が強いと、葉が固くなってしまうので、柔らかい茎葉にしたい場合は半日陰で管理します。酸性土壌を苦手とするため、有機肥料の他に苦土石灰を施し、pHを調節します。
暖地では屋外で冬越しできます。寒冷地では室内に取り込むなど、冬越し対策が必要です。


水やり

鉢植えは土が乾ききる前にたっぷりと水を与えます。乾燥に弱いため地植えでも、水切れしないよう注意が必要です。


肥料のやり方

植え付け時に元肥として有機肥料を多めに与えます。収穫後のお礼肥や葉が黄色くなってきた時に、液肥を適宜与えます。


花芽の付き方

スープセロリは春に小さな白い花を咲かせます。花が咲くと葉が固くなったり味が落ちるので、葉を収穫する場合は、花芽は摘み取ってください。


剪定方法

育ってきたら外側の茎から収穫します。全部収穫するときは茎を3cmほど残して刈り取ります。刈り取りと同時に追肥をしておくと、再び芽吹きます。


病害虫の予防法

日頃の観察が大切で、害が広がらないように早めの防除や対策を心がけて下さい。環境や種類選びによってもかなり減らすことができます。また、同一品種を多く植えるのではなく、いろいろな品種にハーブなどを加えて混植することも対策の一つです。
※害虫よけには、「ニーム核油かす」を適量お使い下さい。

(1.適材適所)
植物を健康に育てるためには、環境に適したものを植えることが大切です。 住んでいる地域の気候の特徴を考え、庭の日照、風通、排水性などを考慮し、無理なく育つ植物を選びます。
※排水性UPには「パーライト」をご使用下さい。保水性UPには「腐葉土」をご使用下さい。

(2.連作をしない)
同じ種類の植物を同じ場所に何年も植えていると、連作障害を起こすとともに、その植物に被害を及ぼす同一の病害虫の密度が高まります。
(3.水やり、肥料の過多(特にチッ素肥料))
軟弱に育ち、病気に対する抵抗力がなくなります。株間を適切にとり、切り戻しや間引きなどを行い、日当りと風通しを良くすることが大切です。
(4.花がらをこまめに摘み取る)
花がらが茎葉に付着した状態で雨に当たると、灰色かび病(ボトリチス病)を発生させます。花がらをつけておくと種がつき、株も消耗します。なるべく早く摘み取ります。
(5.雑草を放置しない)
雑草は風通しや株元への日照を妨げ、病害虫を発生しやすくするだけでなく、土壌の養分も横取りします。




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