
● チョウセンニンジン チョウセンニンジンの品種の特徴
「チョウセンニンジン(朝鮮人参)」は人参と名は付くものの野菜のそれとはまったくの別品種です。中国や朝鮮、日本では良く知られた薬草の1つで、枝分かれした根の形が人の姿に似ていることからその名がつけられました。主に根っこを使用し、焼酎漬けにし薬味酒に仕上げます。また、食材としても活用されており、生のまま短冊切りにして酢味噌あえにしたり、てんぷらの材料にしたりすることもあります。薬効についてはまだ実証されていない部分が多いようです。
| 学名 |
| Panax ginseng C. A. Mey. ウコギ科 トチバニンジン属 |
| 別名 |
| オタネニンジン、人蔘、コウライニンジン |
| 開花時期 |
| 4~5月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 白色を帯びた淡緑色・極小輪咲き |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.5m ~ 0.6m (落葉多年草) |
| 最終葉張り |
| つる性 |
| 栽培用途 |
| 地植え、食用、畑、花壇 |
| 成長の早さ |
| 早い |
| 植栽適地 |
| 北海道~九州 |
| 育てやすさ |
| ★★☆☆☆ やや難しい 日照条件:日陰、耐陰性強い、 耐寒性強い、耐暑性弱い、耐乾性弱い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんど出ない 害虫:普通につく |
チョウセンニンジン |2.5号ポット苗の育て方
植え方・用土
水はけの良く豊かな土壌を好むため、堆肥や腐葉土などを多めにすき込んで植え付けを行います。また、林の中で自生する植物なので、直射日光が当たる場所は避けましょう。特に株が若いうちは、遮光などを行い日光量を調節します。株元を乾燥から守るためマルチングするのも良いです。連作障害があるため同じ場所での栽培は避けます。
根を大きく伸ばすため、地植えが望ましいですが、深めのものなら鉢植えでも大丈夫です。
水やり
地植えの場合はほぼ必要ありません。基本雨任せで大丈夫ですが、乾燥を嫌うので、乾く場所であればこまめな水やりをしてください。
肥料のやり方
植え付け時に有機肥料をたっぷり与え、定植1~2年目は無肥料にします。3年目からは追肥として、菜種油粕などを与えます。
剪定方法
基本的に冬には地上部が枯れてなくなるため、剪定は行いません。
その他豆知識
植えつけてから根の収穫までは2~6年かかると言われ、5年以上のものは良品といわれています。
病害虫の予防法
稀に、アブラムシによる病害にかかることがあります。アブラムシ対策としては、アブラムシが嫌う反射光をシルバーポリマルチなどで作ります。いずれにせよ、葉が混み合い、風通しが悪くなると虫も付きやすくなるため、適宜葉を整理することも大切です
増やし方
種、挿し木、株分け
