
● アジュガの品種の特徴
「ゲネウェンシス」は、輪散花序で節を囲むように複数の花が付いてボリュームのある花穂を作ります。グランドカバーや花壇の縁取りで人気の品種。半日陰で植えると良いです。花茎が伸び、花を咲かすころには下のロゼッタ上の葉が枯れこみ、花だけが残ることから「アップライト・ビューグル(直訳すると「直立するラッパ」)」の別名があります。
春から初夏にかけて花穂が立ち上がるアジュガ。日陰にも強く、グランドカバーにおすすめ。花だけでなく、葉色のバリエーションも豊富でカラーリーフとして活躍できます。ほふく茎でマット状に広がる常緑の多年草で、グランドカバーにお薦めです。横に広がる性質上、根が浅いため乾燥には注意が必要ですが、寒さに強く、病害虫の心配もほとんど要らない、丈夫で育てやすい植物です。耐陰性が強いので、日当たりが良くない場所でも元気に育ちます。
秋から早春は冬の寒さで葉が傷んで しなびた野菜みたいになります。寒さによる葉の痛みや、蒸れによるものです。宿根草で根で育つので、地上部が弱っても葉を間引き通気改善をしたり、寒さで痛んだ葉を取り除くとキレイな状態に戻っていきます
| 学名 |
| Ajuga genevensis シソ科 キランソウ属 |
| 別名 |
| アップライト・ビューグル、ジュネーブ・ビューグルウィード |
| 開花時期 |
| 4~6月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 青紫色・・唇弁花 |
| 最終樹高 |
| 地植え:m ~ 0.2m 鉢植え:m ~ 0.2m (半常緑宿根草) |
| 栽培用途 |
| 地植え、鉢植え、畑、プランター栽培 など |
| 植栽適地 |
| 日本全国 |
| 育てやすさ |
| ★★★★☆ 育てやすい 日照条件:日向~半日陰、耐陰性強い、 耐寒性強い、耐暑性やや弱い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:やや強い 害虫:普通 |
| 花言葉 |
| 強い友情、強く結び付く友情、心休まる家庭 |
アジュガ|ゲネウェンシス 3号ポット苗の育て方
植え方・用土
水はけの良い肥沃な土壌に植えつけます。水はけが悪いと梅雨の長雨で根腐れしやすくなります。植え付け植え替えは、春の芽出し頃と10月ごろが最適ですがそれ以外の時期でも可能です。夏の植え付け時には水切れに注意し、冬の植え付け時には根が凍結しないよう気をつけます。用土は赤玉を4割、腐葉土を3割、庭土に混ぜて植えます。
鉢植えでは赤玉土4割、鹿沼土3割、腐葉土を3割を混ぜて植えます。培養土でも大丈夫です。根詰まりしやすいので、毎年秋に根をほぐして新しい用土で植えなおしてください。
日向から日陰まで幅広い環境に適応できますが、真夏の直射日光にあたると葉焼けすることがあったり、日陰では葉色が悪くなったりしますので、理想は日が一日3時間程度あたる半日陰です。
水やり
根付いてしまえば水やりは不要です。
植え付け直後で根が張っていないものは乾き具合によって水やりが必要になります。ひさしや木の下、風向きによって雨のかかりにくい所も同様で、土の中まで十分しみ込むようにたっぷりと与えます。 水やりの時間は、夏は朝のうちに、冬は午前中、昼前ぐらいがいいです。
鉢植えの場合、乾いたら与えるのが基本ですが、茎が伸びて蕾が見えるころから開花までは水切れさせないように多めに与えてください。
肥料のやり方
肥料は5~6月と10月に化成肥料を与えるか、生育期は液肥を週1回与えるとよいです。
肥料が多いと株が弱るので、与えすぎに注意です。
剪定方法
花が終わったら花柄の付け根から切り取ります。基本的に剪定は必要ありません。
その他栽培や性質の注意点
Q: アジュガは植えてはいけないって本当?
アジュガは地下茎(ランナー)で生え広がったり、こぼれ種でも増えます。繁殖力が強いのでお庭を覆うように生え広がることがあります。その強みを生かせば美しいグランドカバーに育ちます。アジュガは多湿に弱いので、定期的に間引いたり、ランナーを切って生え広がるのを予防しましょう。比較的根が浅いので抜くのも楽です。
病害虫の予防法
アブラムシが良くつきます。こまめに観察して早めに対処しましょう。
増やし方
種まき、挿木、株分け
