
● トクサ ミズトクサの品種の特徴
「ミズトクサ」は抽水植物なので鉢ごと水につけた状態で管理します。株もとが必ず水につかるように管理しましょう。一般的なトクサよりも茎(葉?)が細く繊細な印象。メダカ池にもピッタリです。池に植えつける際は深く沈みこまないように調整します。意外と日当たりを好むため半日以上日光があたる場所が理想。田んぼの土が生育に最適とのことなので、育て方としては水稲に近いかも。シダ植物なので花は咲きませんが、トクサよりも明るい葉色で涼やかな雰囲気が演出できます。
北半球の温帯に広く分布する植物でスギナ(つくし)の親戚で、日本では中部地方より北の山間などに自生しています。地中には地下茎があり、そこから地上に向けて茎を直立させます。
茎は通常枝分かれしませんが、先端が傷んでそれ以上生長できなくなった場合、枝分かれすることもあります。
夏に茎の先端から綿棒のようなかたちをした花(胞子葉群)をつけ、そこから胞子をとばします。花の観賞価値はあまりありません。
性質の強い植物で、病気や害虫の心配はあまりありません。東京ディズニーシーのマーメイドラグーンでも植栽されていて、南国の雰囲気を醸し出してくれています。朝から夕方まで日あたりが良い場所で海にも近いです。トクサは日陰にも強いですが、日当たりでも良く育ちます。
| 学名 |
| Equisetum fluviatile トクサ科 トクサ属 |
| 別名 |
| ヤスリグサ、ミガキグサ、水砥草、水木賊 |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.2m ~ 0.8m 鉢植え:0.2m ~ 0.8m (常緑多年草) |
| 最終葉張り |
| 直立性 |
| 栽培用途 |
| 地植え、花壇、鉢植え、寄せ植え、生け花、切花、茶花、盆栽、苔玉 |
| 育てやすさ |
| ★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた、 耐寒性弱い(0度)、耐暑性強い、耐乾性弱い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:とても強い 害虫:とても強い |
| 花言葉 |
| 「率直」「非凡」 |
ミズトクサ|4号鉢植えの育て方
植え方・用土
一般的な赤玉土でも大丈夫ですが、田んぼの土は特に生育が良くなります。鉢植えで育てる場合は鉢ごと水につけ、株元が必ず水につかるように水位を調節してください。地植えの場合は水位を調節し、深く沈み過ぎないように気をつけます。日当たりを好むため半日以上、日があたるところに置きます。休眠中は弱光でも問題ありません。
冬は地上部は枯れますが、寒冷地以外は屋外で越冬可能です。地上部がない時期も一年を通して水を切らさないように注意してください。
肥料のやり方
春から秋の生育期に緩効性の化成肥料、または発酵済み油粕を土の中に埋め込みます。3~6週間に1度くらいでいいでしょう。
剪定方法
立ち上がる葉が1~2年の周期で枯れ込んだりします。冬の寒さで葉先から枯れ込みますので、枯れ込んだ葉を生え際で切ります。
増やし方
株が込み合ってきたら春に株分けします。
