
ジャンボブラックベリーの花は白に近いピンク
● ブラックベリー ジャンボブラックベリーの品種の特徴
通常のブラックベリーの1.5倍ほどの大きさの大実品種。
最大で500円玉大となります。酸味が少なく、甘みは強く、グレープジュースのような味がします。
アントシアニン豊富で、生食以外にもジャムやジュースに利用できます。
7月中旬頃に、完全に黒くなったら収穫できます。
この品種は1本でなります。
ブラックベリーとラズベリーは同じキイチゴの仲間ですが性質に少し違いがあります。耐寒性ではラズベリーのほうが強く、ブラックベリーは少し劣ります。逆にラズベリーは涼しいところが好きで、ブラックベリーは乾燥や暑さに強いです。三重県ではどちらも庭植えで育ちますが、北国ではラズベリー、南国ではブラックベリーのほうが育てやすいです。
果実は小さな球形の実の集合体で、一つ一つに種子が入っています。種はゴマ程度の大きさで、種ごと食べられるますが。種はやや口当たりが悪いですが、優れた風味・甘味・酸味がありジャムや洋菓子などによく用いられています。ブラックベリーの果実にはブルーベリーの約6倍のアントシアニンが含まれています。抗酸化能力があり、健康フルーツとして注目されています。ラズベリーと違い、ポロっとは取れませんので、ヘタをつけたまま鋏などで切り取って収穫します。
ブラックベリーはつる性で、生垣にも使えます。
| 学名 |
| バラ科 キイチゴ属 |
| 別名 |
| キイチゴ、フランボワーズ |
| 交配親 |
| メルトントロンデスの枝変わり |
| 開花時期 |
| 5月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 白・小輪咲き(2.5cm位)・一重 |
| 収穫時期 |
| 6月下旬~7月上旬 |
| 果実の大きさ |
| ★★★★★ 大粒 12~16g 豊産性あり |
| 甘さ |
| 平均糖度:10度 |
| 果実の用途 |
| 生食、ジャム、果実酒、ケーキの材料 |
| 結果年数 |
| 1~2年 |
| 自家結実性 |
| 1本でなる |
| 最終樹高 |
| 地植え:1m ~ 1.5m 鉢植え:1m ~ 1.5m (落葉つる性) |
| 最終葉張り |
| 匍匐性 |
| 栽培用途 |
| 果樹畑、花壇、鉢植え(7号鉢以上)、庭木、目隠し、生垣、グリーンカーテン |
| 植栽適地 |
| 東北以南~四国、中国 |
| 育てやすさ |
| 育てやすい 日照条件:日なた、 豊産性あり、耐寒性やや強い、耐暑性強い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:とても強い 害虫:とても強い |
| 芽吹き時期 |
| 5月頃 |
| トゲの大きさ |
| なし |
| 花言葉 |
| 深い後悔、愛情 |
ブラックベリー “ジャンボ”の育て方
植え方・用土
日当たりの良い水はけの良い肥沃な土壌に植えます。花ひろば堆肥「極み」をよくすきこんだ土に深めに植え付けします。
鉢植えでも大丈夫です。鉢植えで管理する場合は、花ひろば培養土「和み」をお使いいただくと良いです。
3月が植え付け適期です。暖地では秋植え(9月~11月ごろ)も良いです。
でも、10月~梅雨入りまで大概植えても大丈夫です。植え付け時は20cm程度に切り詰めて植えると活着が良いです。
水やり
夏は毎日行ってください。それ以外の時期については、土の表面が乾いていたら、たっぷり与えてあげてください。
乾燥に弱いので、若木のうちは厚めの敷き藁などでマルチングをして乾燥予防と雑草予防をすると安心です。
肥料のやり方
肥料はほとんど必要としません。
成長が悪い感じであれば、2月ごろと収穫後に花ひろばIB肥料元気玉などの速効性の化成肥料などを与えます。
また、11~12月ごろに寒肥として牛糞や鶏糞、油粕など、有機質肥料を与えます。
2~3年に1度のペースで石灰を与えます。
花芽の付き方
果実は、前年に株元から出たシュート(勢いよく伸びた新梢)に付きますので、このシュートを短く切り詰めないようにしてください。
剪定方法
植え付け時は20cm程度に切り詰めて植えると活着が良いです。
ブラックベリーは収穫後の7月に剪定をします。果実の収穫を終えた枝を地際で切ります。冬の剪定は前年に伸びた枝を半分くらいまで切り戻します。
ブラックベリーは旺盛に育つので、剪定をしないで放任しても大丈夫です。枝が込み合うようになったら冬に新しい枝を3~5本残して、古い枝を地際で切ります。
病害虫の予防法
特に気になる病害虫はあまりでません。
ブラックベリーはキウリやトマト、ペチュニアなどナス科の植物(野菜に多い)の近くで栽培すると萎凋病にかかりやすくなります。ベンレート水和剤で予防します。
害虫ではマメコガネやコウモリガが出ることもあります。マメコガネは捕殺します。コウモリガは下部の周囲を除草し、マルチングすることで予防できます。
