
● ブルーベリー インディゴブルーの品種の特徴
完全な常緑ブルーベリーは「インディゴブルー」だけです。繊細で柔らかな葉がこんもりと茂る可愛らしい鑑賞用ブルーベリーです。原種系のブルーベリーとされていますが、受粉樹はラビットアイがいいとのことなので。一本で一応実が付くとされています。実は食べられないことはないのですが、小さいので果樹としてではなく、庭木として利用されることが多いです。優しい銀葉が優しい印象のお洒落な庭木です。
秋ごろからピンク色に紅葉します。冬は紫がかった紅葉に変化していきます。
果樹栽培の入門種ブルーベリー。
花も実も紅葉も楽しめ、季節の移ろいの度に表情を変えます。
ブルーベリーは1年生でも収穫できたりしますが1年目の収穫はちょっと我慢。2年生苗の植え付け1年目は欲張りすぎない程度に収穫しても大丈夫。3年生以上は普通に収穫を楽しめます。
野生種のブルーベリーをワイルドブルーベリーと呼ばれています。
| 学名 |
| Vaccinium darrowii 'Indigo Blue' ツツジ科 スノキ属 |
| 別名 |
| バッキニウム(原種系ブルーベリー)、オーナメンタルベリー |
| 開花時期 |
| 4月中旬~ |
| 花色・大きさ・花形 |
| ピンク色・(1cm位)・釣鐘状 |
| 果実の大きさ |
| ★☆☆☆☆小果 |
| 果実の用途 |
| 鑑賞用(一応食べられるらしい) |
| 結果年数 |
| 1~2年 |
| 自家結実性 |
| 1本で一応なる(自家結実性弱い)(※ラビットアイ系の別品種のブルーベリーを近くに植えてください。) |
| 最終樹高 |
| 地植え:1m ~ 1.5m 鉢植え:1m ~ 1.5m (常緑低木) |
| 最終葉張り |
| 1m ~ 1.5m 直立性(半直立) |
| 栽培用途 |
| 果樹畑、花壇、鉢植え、庭木、コンテナ |
| 成長の早さ |
| 樹勢が強い |
| 植栽適地 |
| 東北地方~九州の高冷地 |
| 育てやすさ |
| ★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた、耐陰性やや弱い、土壌酸度:弱酸性 耐寒性強い、耐暑性普通、耐乾性弱い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない |
| 芽吹き時期 |
| 3月下旬 |
| トゲの大きさ |
| なし |
| 花言葉 |
| 信頼、思いやり |
インディゴブルー|ポット苗の育て方
植え方・用土
暖地では9月中旬~12月上旬の秋植えが最適、寒冷地では2~3月頃に植えるのが最適です。暖地では真冬に植え付けしても大丈夫です。
それ以外の植え付けでは水切れに注意して育ててください。
弱酸性土を好みます。
【鉢植えの場合】
ブルーベリーの土に植えるか野菜などの培養土とピートモスをよく混ぜた土に植えます。根が髭根で根詰まりしやすく、過湿になりやすいので2年ごとに土の入れ替えをおすすめします。
【地植えの場合】
pH無調整ピートモスを約3割、堆肥を2割程度よく混ぜてから植えます。根が細かいので毛足が長いピートモスをおすすめします。
乾燥予防に腐葉土や完熟たい肥などで10cm以上の敷き厚でマルチングをおすすめします。
日向を好むのでできるだけ日当たりの良い場所で育てましょう。
水切れしやすい4月下旬から8月は半日陰で育てるのも良いです。半日陰でも育ちますが花つきが悪くなります。
鉢増しや地植えの移植は11月か3月に行います。
春の植え付け方法
2月3月でしたら根を少しほぐして植えます。3月中旬以降は根をいじらずに植え付けてください。
夏の植え付け方法
根を崩さずに植え、植え替え後は水切れに注意です。
秋の植え付け方法
秋は植え付けベストシーズン。根を少しほぐして植えます。
冬の植え付け方法
根を少しほぐして植えます。寒冷地では冬の植え付けは控えます。
水やり
ブルーベリーは水で育てる。というくらい水切れしやすいです。気温が高くなる夏に実をつけることと、ツツジ科の植物は根が浅く水切れしやすいから初夏に水切れしやすいです。
春夏植えでは特に水やりをしっかり行いましょう。特にベランダ栽培の場合は水やりに注意です!ベランダは夜間も温度がこもりやすく、乾燥しやすいので、4月下旬から夏にかけては土が良く乾きます。土が乾く時期は水やりを朝夕2回与えるようにしてください。(夕方は鉢の土が渇き気味だったら与えます。)
地植えの場合も初夏~9月は過乾燥に注意です。
10月以降は地植えでは水やりは雨任せにし、鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。土が乾いていないときは水は与えないようにします。
肥料のやり方
12~2月に寒肥として有機肥料(油粕や牛ふんなど)を与えます。
剪定方法
剪定はほとんど必要がありません。徒長する枝を抜く程度です。
その他栽培や性質の注意点
※果実の大きさ、糖度、収穫時期に関しては、栽培する地域や栽培方法によって変化します。
病害虫の予防法
病害虫はほとんどつきません。
