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スーパーロング アイスクリームビーン の特徴と育て方


アイスクリームビーン の花は甘く心地よい香りがあります。

● アイスクリームビーン スーパーロングの品種の特徴

スーパーロングは、その名の通り非常に長い果実が特徴の品種です。スーパーロングはインガ・エドゥリスとも呼ばれ、シードポット(莢)の長さが最大1mにもなるアイスクリームビーンです。甘くてジューシーな果肉は、バニラ風味があり、一度食べるとやみつきになります。種子を取り巻く果肉は白く、半透明でゼリー状。果肉が多いので人気です。平均糖度: 約20~24度で極めて甘く、ジューシーでバニラ風味が強い。非常に豊産性。
長い果実をつけるため、やや時間がかかることがあります。南アメリカ原産。

「アイスクリームビーン」は、バリ島ブドゥグルの名産品として話題になったひんやりとした食感が楽しめる果物です。そら豆のようなさやの中には、綿菓子のようなふわふわとした白い果肉に包まれた黒い種があります。この白い部分が可食部で甘くて美味しいようです。ふわふわして甘く冷たいことからアイスクリームの名がついたんでしょう。実際にはペルーやコロンビアでも食されていますが、非常に珍しいため高値で取引されています。インガの仲間は300種類以上ありますがほとんどが観賞用でごく一部が食用として流通しています。
アイスクリームビーンの花の香りは、甘くて心地よい芳香が特徴です。強すぎず控えめすぎず、ほんのりとした芳香を漂わせる程度の強さです。室内で栽培すると空間全体を包み込むような心地よい芳香で、リラックスや癒しの効果があります。

学名
Inga edulis  マメ科 インガ属
別名
インガ・エドゥリス
開花時期
4月~6月
花色・大きさ・花形
白色・(3cm位)・房状に咲く
香りの強さ
★★★★☆ 強香 強い甘さとフローラルな香り
収穫時期
夏から秋
果実の大きさ
★★★★★ 特大果 50~80cm 豊産性あり
甘さ
★★★★★ 平均糖度:24度
果実の用途
生食
結果年数
4~6年
自家結実性
1本でなる(自家結実性)( 自家受粉可能だが、交配により果実の量と品質が向上。)
推奨受粉樹・結実率順で記載
他の品種
最終樹高
地植え:6m ~ 12m 鉢植え:1m ~ 2m (半常緑つる性)
最終葉張り
つる性・木立ち
栽培用途
鉢植え、畑、温室
成長の早さ
早い (50cm/年)
植栽適地
沖縄(鉢植えであれば、全国での管理が可能です。)
育てやすさ
★★★☆☆ 育てやすい
日照条件:日なた、
豊産性あり、耐寒性弱い(5度)、耐暑性やや強い
耐病害虫性
耐病性:普通 害虫:普通につく

アイスクリームビーン |スーパーロング 実生苗の育て方

植え方・用土

日あたりと水はけが良い場所に植えつけます。南国フルーツの中では耐寒性は強めということですが、基本的に鉢植え栽培をおすすめします。10度以上を保てる環境で育ててください。幼苗のうちは半日陰の場所で育てるとよいです。
鉢サイズは最初は直径30~40cmの鉢を選び、成長に応じてより大きな鉢に移し替えます。水はけが良く、栄養豊富な土壌が必要です。培養土「和み」にパーライトやバーミキュライトを混ぜて使用します。中性から弱酸性(pH6.0~7.0)の土壌が適しています。
根が鉢いっぱいに広がった場合は、春に一回り大きな鉢に移植します。


水やり

鉢植えでは土の表面が乾いたら十分に水やりをします。過湿を避けるため、鉢底から水が流れ出る程度に行います。


肥料のやり方

マメ科なので窒素分肥料の多用は控えます。成長期の春から秋には、月に1回程度、バランスの取れた液体肥料を施します。冬季は施肥を控えめにします。


剪定方法

大きくなるので定期的な剪定が必須です。剪定に強く現地では毎年1mにまで切り戻すそうです。鉢植えでコンパクトに育てるには、成長期には新芽を摘むことで樹木の高さを抑え、横に広がるように誘導します。


その他豆知識

自立しやすい蔦ですが、鉢植えでも支柱を立てて樹木をサポートしてください。


病害虫の予防法

定期的に葉や茎をチェックし、アブラムシやカイガラムシが付いていないか確認します。見つけた場合は早期に対策を行います。過湿による根腐れを防ぐために、適切な水やりと排水を心がけます。


増やし方

実生、挿木、株分け




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