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ほったらかしで毎年咲く紫陽花【苗木部通信 第113号】

園芸店の植物管理のうんちく。
苗木部部長の高井尽です。
植物管理のうんちくをお届けします。

病気や害虫、生理障害の話題が続いたので、
ちょっと前向きといいますか、
明るい気分になれるお話を。

園芸店で一番聞かれる質問です。
「この花は放っておいても毎年咲きますか?」
あなたにピッタリの花があります!
あじさいです。

紫陽花のきれいな季節なので、
あじさいの剪定について、少し紹介します。
母の日のプレゼントでも
花が咲いたアジサイの鉢花が人気なので、
一度は買い物したり、もらったことがあるかもしれません。

紫陽花を来年も咲かせるコツは、
剪定しないことです。
紫陽花は剪定をすると翌年は花が咲かなくなったり、
花が小さくなったりします。

剪定で悩む必要がないので、簡単でしょ?
切る手入れをしないほうがよく咲きます。
なので、あじさいは大きくなっても良い場所に植えてあげるのが良いです。
あじさいは大きく威張ってもらうような場所に植えます。

アジサイは去年伸びた枝に花芽がつきますので、
毎年平均して枝を切って剪定をすると、
毎年、花までこじんまりとしてしまうか、
花が咲かなくなってしまいます。。

切らずに威張らせておくのが一番です。
手入れは必要ないので、放っておくと良いです。
とはいえ、コンパクトに育てたい場合は、
半分だけ地際まで切り下げて小さくします。
左右、もしくは前後半分だけ、
もしくは、全体の枝の半分の数だけ。

冬に株元で切ってしまいます。
翌年は残した枝を地際まで切り下げます。
そうやって、2年がかりで小さくします。
もしくは、翌年の花が咲かない覚悟で、
冬に地際でバッサリと切ってしまいます。

アジサイは挿し木で簡単に増やせる木です。
ちょうど梅雨時期の6~7月の新枝が成功しやすいです。
枝先でも途中でも成功しやすいです。

ついでにいうと、
挿し木しやすい木は、「移植に弱い」です。
↑これ、結構な植物に共通してます。
ジンチョウゲやミモザも移植に弱いですが、
挿し木で増やしやすい植物です。

大株や古株になってからの移植をすると、
枯れてしまうことがあります。
大株に育ってから移動してもらうと、
へそを曲げてしまうので、
紫陽花様には威張れる場所に植えてあげましょう。

紫陽花と書くように、紫色の花が多いです。
土壌酸度が酸性だと青が鮮やかに出ます。
アルカリ性だとピンクが鮮やかになります。
花色が移り変わる品種も多いので、「七変化」とも呼ばれています。

さらにさらに、花言葉はなんと、
「移り気」「浮気」「無常」です。
でも、「辛抱強い愛情」「一家団欒」「家族の結びつき」の花言葉も持ちます。
浮気ものなのか、家庭大好きなのか、どっちなんでしょうね。

紫陽花の名前に、
陽と書かれているように、おひさまが大好き。
でも、水切れしやすいので、日陰のほうが育てやすいです。
移り気ですね。

紫陽花=『あじさい』って読む理由はよくわかりません。
あじさいでもどこで切っても翌年花を咲かせてくれる紫陽花もあります。
アナベルの仲間です。
アナベルはアメリカアジサイとも言われ、1年目の枝に花を咲かせます。
冬に株元でバッサリと切るほうが、花が大きくなります。
欠点は芽吹きが遅いこと。

梅雨空も似合うし、雨上がりも似合う。
青空もよく似合う紫陽花です。
開花時期も長く、
花柄を取らずに放っておくと、秋ごろまで花が残ってドライフラワーのようになります。

魅力が多い紫陽花です。
庭の紫陽花を見直してあげてください。
園芸って素晴らしいです。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!
苗木部 部長 高井尽(たかいつくす)

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