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お正月には縁起物を。縁起の良い植物をご紹介【苗木部通信 第093号】

こんにちは。
苗木部部長の高井尽です。

今年も早、師走ですね。
本日のメルマガは
年末らしく縁起樹特集です。

安全祈願や長寿、
魔除けのシンボルとして
昔から親しまれている植物たち。

縁起樹を植えて、
*福*を呼び込もう!
テンション上げていきましょーーー!
レッツゴーです。

園芸店の植物管理のうんちく。
苗木部部長の高井尽です。

天気予報で言ってました。
今年は11月の気温が例年より高かった。
そうでしょ、そうでしょ。
今日も朝夕は冷えますが、日中は結構暖かいです。
アブラムシだって今頃出たりします。
寒い冬は病害虫はでないのに。。。

気温が高いと苗の入荷が遅れます。

ぶどうや桜、いちじく、バラなど、
苗木は畑で1年育成し、気温が下がって成長がとまってから、
枝幹が締まってから、苗として仕立てて出荷、入荷します。
気温が高いうちは根が活動をしているので、根をいじると枯れやすいです。
苗木が絞まる前に畑から掘ると、立ち枯れしやすくなります。
気温が下がって苗木が絞まってから、入荷させるため、
今年は苗の入荷、出荷が予定よりも遅れることになりました。
バラ苗は順次入荷が始まっています。
ブドウ苗は今月末ごろから入荷予定に変更です。
さくらは1月にずれ込みそうです。
何月何日に仕上がると予想して、
入荷予定日をお知らせしておりますが、
気候次第のため、思うように苗が締まってきません。
何月何日にはお届けできるとお約束ができません。
誠に申し訳ございません。

北国や寒冷地で寒くなったら植えられない?
大丈夫です。
根が凍みなければ枯れることはありません。
植木や苗木は霜にあたっても問題ありません。

それでもご心配な場合は雪解け後のお届け対応も可能ですので、
ご連絡くださいませ。

冬の寒さで成長が止まります。
水もほとんど欲しがらなくなります。
葉がない、葉が少ないと水はあまり欲しがりません。
水やりの手間も減って楽ちんです。
苗のお届けに輸送にお日にちがかかっても、
枯れることはありません。
ご安心ください。

植物は冬は成長が止まります。

冬眠、休眠しますと、病害虫たちも冬眠、休眠します。
病害虫は発生しなくなり、発生していても蔓延しなくなります。
農薬散布も冬は一休みできます。

休眠中は肥料をあたえてもすぐに効果がありません。
なぜなら、休眠中だから。。。
寒肥は春からの成長のために与えますので、
冬のうちから与えるなら有機肥料を与えます。

冬は植物は成長を止めてしまいます。
目に見えて成長をしなくなり、
たいして世話をしなくてもいい時期。
世話の焼きすぎに注意する時期になります。

お買い上げの苗が手元に届き、
無事に植えました。
次は何をすればいいですか?
どんなことに注意すればいいですか?
「とくにありません。」
とお答えすると、多くの方が残念そうな声になります。
不満そうになります。。。

張り切る気持ちはよくわかります。
すみません。
今は、苗木は成長をとめて休んでいますので、
とくにいろいろ世話をしないほうが良いです。

根腐れは夏よりも冬に起きやすいです。
水を欲しがっていない冬に水を与えすぎることが多いから。
成長が休んでいるからこそ、
根をいじっても枯れにくいからこそ、
冬に入荷し、
冬に出荷します。

成長を休んでいる植物は水はあまり欲しがりません。
眠っているわけです。
眠っている子供に、
おいしいお肉やお寿司を勧めても喜びませんが、
一応、食べてまた寝ます。
これを繰り返すと太ります。
これが根腐れのメカニズムです。
根が腐ります。

冬はほとんど病気は出ません。
水もほとんど欲しがりません。
肥料もほぼ効果が見えません。

なので、何もやることはありません。
注意すること?
世話の焼きすぎに注意です。
ただし、今年の冬は暖かいかもしれません。

高温乾燥した環境では、ハダニがつきます。

冬は空気が乾燥します。
風通しが悪く、雨があたらないとハダニが出ますのでご注意ください。
ハダニがひどくなるとこうなります。。

注意することありました。
よく苗を観察して、小さなハダニがいないか、
小さな変化を見逃さないようにお願いします。
春に花がさく桜や梅、花桃、などなどでは、
来春の花芽がついていることもあります。
花芽なのか、葉芽なのか?
今の時期こそ、見分ける練習です。
日々の観察、お願いします。

園芸って素晴らしいです。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!
苗木部 部長 高井尽(たかいつくす)

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