バラの植え方(鉢植え編)

初心者向けバラの植え方(鉢植え編)

 

苗が届いたらすること

 

まず、箱から商品を全て出して、状態を確認してください。
商品に異常があれば交換対応を行います。お届け後2日以上経過した苗の交換はお受けできません。届いた苗の土が乾いている場合は、たっぷりと水を与えてください。乾いていなければ水やりは不要です。(解説:水やりは基本的に土が乾いてから行います。)

すぐに植えても大丈夫ですし、すぐに植えなくても大丈夫。
水管理さえすれば1ヶ月以上お届けのポットのままで大丈夫です。冬の寒い時期は根が凍みたり土が冷えすぎると枯れてしまうので、北風や西風などの寒風が当たらないよ場所で管理して下さい。土が凍結しない環境で管理してください。薄く軽い素材のポリポットのままだと冬は土が冷えますので、早めに植え替えたほうが良いです。
土の量が増えれば根の凍結も緩和されやすいです。
また、4月以降の成長期では株の成長によって、次第にポットが小さくなってしまいますと、根の成長制限になるので次第に成長が鈍化します。また、地上部が大きくなるにつれ、土の量が少ないので土が早く乾くようになり、水やりの頻度も増やしていく必要があります。また、薄いポリポットのまま育てると、熱伝導性が良いので夏は土が高温になりやすいです。なので、3〜4月の成長時期に入っている場合は、早めに植え替えた方が株の成長には良いです。

 

用意するもの

 

・鉢:苗の大きさと鉢の大きさが見合った大きさの鉢をご利用ください。

大きすぎる鉢植えに植えると根腐れしやすくなります。最初から大きすぎる鉢に植える場合は、水やりの頻度を減らして育てましょう。

1年生新苗は6〜8号(直径深さとも18〜24cm)。
2年生大苗は8〜10号鉢(直径深さとも24〜30cm)。
長尺苗や3年生以上の大苗であれば、10〜13号鉢(直径深さとも30〜39cm)くらいのものを用意します。

つるばらやシュラブ(半つるバラ)、イングリッシュローズは最初から12号鉢(直径深さ36cm)の鉢植えの方が成長が良いです。

 

・支柱:風の吹く場所なら必要

 

・用土: 「バラの土」や「わくわくローズソイル」などのバラの培養土 または、水はけと水持ちの良い用土

 

ココチップ もしくは、鉢底土 (排水穴が少ない植木鉢や根腐れ心配性なら必要)

 

バラ苗を植えてみましょう!

 

ベランダ栽培やコンパクトに楽しみたい人向き!

 

 

1. 鉢底にココチップ鉢底石を5cmくらい入れます。

スリット鉢ガーデンバックを使用する場合は鉢底石は不要です。
(解説:排水穴が多いスリット鉢などや、排水性が良いガーデンバッグなどでは排水性をよくするための鉢底石は不要なのです。鉢底石を入れても構いませんが、さらに乾きやすくなります。根腐れ常習栽培者や過湿大嫌い植物には鉢底石を入れましょう。)鉢底石やゴロ石は軽いものを選びます。軽いものだと鉢が軽くて楽です。

2. 苗を鉢に植え付けます。

・1年生新苗は秋以降まで接木テープは外さないようにしてください。1年生新苗以外は接木テープが残っている場合は取り外します。

※ 注意点

・台木や根鉢を持って作業してください。枝を持って作業すると、棘で痛いし、苗が折れることがあります。
・根に直射日光が長時間当たらないように注意してください。
・根を乾かせないように注意してください。
・植え付け時に根を痛めないように注意してください。2年生大苗はポットから抜く際に土が崩れることがあります。自然と土が落ちるのは問題ありません。仮植えポットの土は「花ひろば培養土”和み”」ですので、そのまま植え付ける用土に混ぜてお使いください。解説:休眠期に細根を切ることによって新しい根が伸びやすくなりますので、ポットへの仮植時に根の整理をしております。ポットの中で根が張っていません。

・12~2月頃の植え付けは根を広げるようにして、浅めに植え付けます。
・3~11月頃の植え付けは根をほぐさずに、根を痛めないように注意して、浅めに植え付けます。
イングリッシュローズは接木部が土中に埋まるように深めに植えてください。

・水が土に沁み込みやすいよう1分目はウォータースペースとして余裕を残し、「バラの土」や「わくわくローズソイル」などのバラの培養土を鉢の9分目くらいまで入れます。

・苗を植えたら、根と土の間に隙間がないように、上から棒で突いて、隙間を埋めます。

3. 水をたっぷり土に入れて、土と根をしっかりなじませます。

解説:水ぎめと言って、土と根をよく絡めて馴染ませるためにたっぷりたっぷりこれでもか!もっとか?っというくらい水を入れて土と根に隙間がないようにします。植物の根に水を吸わせるために水を入れるのではありません。水ぎめは植え付け直後の1回だけでいいです。

4. 支柱をつけて完成!

 

1年生新苗は折れやすいので、支柱を立てて固定してください。

 

 

 

6. おまけ バラの世界へようこそ!

 

バラの植え付けお疲れ様でした。

 

植え付けに用いた「バラの土」や「わくわくローズソイル」には初期肥料が含まれておりますので、植え付け時の肥料は与えないようにしてください。肥料効果は約1ヶ月弱です。

 

冬は根が冷えすぎないように、凍結しない場所で育ててください。

 

生長が止まっている冬は土が乾きにくいです。冬は光合成による蒸散も少ないので、水やりを繰り返すと根腐れすることがあります。土が冷えすぎるのもいけないので、水やりは土が完全に乾いてから、たっぷりと水やりをしてください。1週間に1回程度の水やりでも水切れしないです。

 

3月ごろから11月は生育期です。鉢土が乾くのも早くなります。土が乾いたらたっぷりと水を与えてください。

 

「バラは肥料食い」と言われます。

花がよく咲く四季咲き品種ほど、肥料を多く欲しがります。

また、土量が限られている鉢植えは、庭植えよりも肥料を与える回数が増えます。

とはいえ、肥料が多すぎると花が咲かなくなったり、花が開かなくなったり、病害虫や暑さ寒さに弱くなったり、成長しなくなったり、最悪枯れたりします。

 

こちらのコガネムシの幼虫予防カバー で成虫の産卵を予防することが可能です。

 

 

雑草防止、乾燥防止にもなります。水やりはカバーの上からかけていただければ沁み込んでいきます。泥はね予防にもなり、泥はねによる病気の原因を抑えることも期待できます。

 

 

バラはガーデニングの憧れ。

バラは育てるのが大変な植物とよく耳にしますが、可愛がって育てるだけの価値がバラにはあります。

優良生産者さんが丹精込めて作り上げたバラ苗。ぜひ皆さんの手で、素敵な花を咲かせてください。

 

バラ栽培の12か月の作業をまとめた、初めてのバラ栽培もご覧くださいませ。

 

 

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