伊予柑に思うように実がならない

メルマガをご覧いただいた方からのご質問です。


 

12/8夜のメルマガ読みました。

高井さんは園芸の仕事は17年になるそうですね。

私も園芸を趣味として初めて40年になります。

中でもブルーベリーはもう20年近く栽培をしています。

レモン部はレモンを育てているそうで、柑橘類は詳しそうですね。

今度レモン部の入部を積極的に考えます。

もう10年くらい前に苗木部から伊予柑の苗木を購入し、庭の日当たりのよい場所で伊予柑だけは地植えで育てています。しかし、思うように実がならないのです。

半面ブルーベリーはバケツでの収穫があります。

今年は3個の収穫が望めそうです。正月に収穫しよう。

去年はそれでも7個でした。毎年そんな数です。全く実らない年もありました。

無論花は全く咲きませんでした。

温州ミカンの青島は1個しか実をつけていません。清見は0個、オレンジは2個、キンカンプチ丸は2個、花ゆずは6個、スダチもカボス0個と散々な結果です。

どうしたら柑橘類を実らせることが出来るのでしょうか

・全部、鉢植え(40cm)3年生以上

・剪定は2月ごろ(収穫後)

・剪定は新枝は切らない、日当たり、風通しをよくする程度とする。

・肥料は油粕とリン酸を主体に施肥している。

・6月に花が思ったように咲かない。

・夏の水切れに注意

どうしたらよいのでしょう。

いろいろブログやwebを参考に読んでいるのですが、今一つ解決に至りません。

 


 

こんばんは。

この度はお問い合わせありがとうございます。

花ひろばオンライン苗木部の高井 尽 (グリーンアドバイザー)です。

どうぞよろしくお願いします。

園芸40年の大先輩にアドバイスも大変恐縮しております。

鉢植えの柑橘なので、実はなりやすいのですが、稀に果実がならないものがいます。

少しは収穫できているようなので、今年は剪定をしないで育てていただくと良いかと思いました。

肥料はいつもの半分に減らしていただくか、こちらの【果実をおいしくする元肥】幸せをつれてくるGood Jobその1( 果樹苗生産者も使う極上有機石灰 )という、ちょっと覚えにくい名前の肥料をお勧めします。

motogoe002.jpg

 

柑橘類は隔年結果しやすいので、できるだけ葉を残せるようにアゲハチョウに食い荒らされないようお願いします。

先日、広島のレモン部の部員さんに会いに行ってきました。

その時の様子はこのような感じです。

 

広島のみちぽんさんという部員さんで、彼女もバラを150鉢以上育てているベテランさんなのですが、6年経ってもレモンの収穫ができないので、悩んでいました。

レモンの木のお写真を見せていただいたら、樹形は曲がってたりしますが、葉も大きいし、葉の色もいいし、葉も多いのです。

なので、来年は剪定をしないで、リン酸の多めの肥料を適量与えていただくことにしました。

みちぽんさんにも幸せをつれてくるGood Jobその1をお勧めしました。

レモン部でも不思議なのですが、ベテランさんでなぜか収穫が遅い方もいらっしゃいます。

8年実がならない方もいて、頭にきたので、別のレモンを当店でもう1株買ったら、そっちは速くなりました・・・。

同じアドバイス、同じように育ててるのですが、私も面目ありません。。。

花が咲かない、果実がならない柑橘類はない。

何年も実をつけていない苗木も珍しいので、むしろ、何年実がならずに育てることができるか?などと、励ましていましたが、

やはり、収穫が楽しみなので、毎年、収穫の応援をしています。

みちぽんさんのレモン部日記はこんな感じです。

鉢植えでおそらく葉もいい感じに茂らせて手入れをされていると思いますので、しばらく少し放任してみてください。

remonbu_bushitu.jpg

 

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