
今のブドウの管理としては幹からの枝をすべて整理した状態ですがその枝の切り口から樹液のようなものが出て垂れてきます。
これはそのままほっといてもいいものですか?
何か手だてが必要でしょうかお教えください。
こんにちは。
この度はお問い合わせありがとうございます。
苗木部の高井 尽 (グリーンアドバイザー)です。
どうぞよろしくお願いします。
今日はお電話でも同じご質問をいただきました。
ぶどうは樹液の流動が盛んです。
切り口から樹液がにじみ出て、滴るくらいになります。
さっき、写真でお見せしたくてぶどうの枝先を剪定してきました。
剪定をしたらじわ~っと水滴が出始めました。
それだけ根の吸水が盛んなので健康でもあります。
切り口をほうっておくと湿気で腐って枯れ込んだり、病気の原因になる場合があります。
切り口にトップジンMペーストなどの傷薬を塗り込んで消毒をしておくと、枯れ込み予防になります。
しかし、樹液の流動が良いので次第にトップジンMの塗ったところも滲んだようになります。
なので、木工ボンドもその上から塗り込んでやると切り口を塞ぐことができます。
もしくは水で練った赤土(赤玉土)を塗り込んでおくと湿気予防になります。
ぶどうは1月になると樹液がよく回るようになるので、主要な剪定は12月中に終えておくようにおすすめします。