
貴社でビオレソリエスの苗を購入し2年目の剪定時期を迎えます。
開心自然形で仕立てていますが、今回の剪定方法がよくわからないので教えてください。
昨年の剪定で選んだ三本の主枝からたくさんの枝が伸びており、長いものは1メートル近くあります。
枝の先端近くには膨らんだ芽がついていますが、それから下の枝基部までは膨らんだ芽は無く、節だけに見えます。
この昨年の枝は、節だけに見える2~3芽を残して切り返していいのでしょうか?その節から新梢は発生しますか?
ビオレソリエスは着果が不安定で、仕立て方が難しいと聞きました。安定してたくさん実が成る仕立て方を教えてください。
できればファックスか添付ファイルで図解で教えていただけるとありがたいです。
おはようございます。
この度はお問い合わせありがとうございます。
苗木部の高井 尽 (グリーンアドバイザー)です。
どうぞよろしくお願いします。
イチジクは仕立て方や剪定を誤っても樹勢が衰えることが少ないので、自由な樹形づくりができます。
節だけに見えるところも芽ですので、切り詰めればそこから芽吹いて枝が伸びます。
昨年の枝から今年伸びる枝の先端付近に今年の果実がなります。
ビオレソリエスは秋果専用ですので、昨年のびた枝を短く切り詰めてもそこから伸びる枝の先の方に果実がなります。
開心自然形で育てておられるので、樹勢の強い枝を短く切りすぎると樹勢が強くなりすぎて、花芽がつきにくくなる場合があるので、直上する枝で誘引ができるものは横にできるように地面に引っ張ったり、誘引していただくと樹勢が落ち着きやすいです。
秋に収穫しやすい品種は一文字仕立てにすると収穫しやすくなります。
狭い場所でも管理しやすいので、オススメです。
こんな樹形です。
写真の上に伸びた枝は昨年伸びた枝です。基部から1芽残して切り詰めます。
翌年以降も果実がなった枝を同様に1芽残して切ります。
この度は、お問い合わせありがとうございました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。