ぶどうの1年生接木苗は入荷1年前から生産を開始します。

ぶどうに限ったことではありませんが、苗木は農作物なので、数量が多い場合、すぐにご用意ができない場合があります。ワイン用のブドウ苗はご用意ができるまでに1年以上お時間をいただく場合があります。

ワイン造りのためのブドウ苗をお探しの方から年に数件はお引き合いをいただきます。

9月ごろに。。

「ワイン農場を作るので、白ワイン用のぶどうの苗木のシャルドネを300本ありますか?」

申し訳ございません、300本になりますとご用意ができるのは来年の12月になります。そして、ご注文は今年の12月までにいただいておかないと来年の12月にご用意ができません。


ぶどうのウィルスフリー接木苗が入荷するまでの道のりについてお話しします。

ぶどうの1年生ウィルスフリー苗木は1月ごろに接木します。

接木された苗木は3月ごろに畑に仮植され、11月〜12月に気温が下がってきてから畑から掘り取り、ポットに仮植えされます。

準備ができたぶどう苗木から入荷します。

1年生接木苗の誕生です。

入荷したブドウ1年生接木苗は苗木の検品を行い、お届け指定日ごとに順次発送を開始します。

ブドウ苗は歩留まりが悪い。

ぶどうのウィルスフリー接木苗が毎年入荷するまでの経緯についてもう少し詳しく書きます。

12月中に翌年12月入荷予定のぶどうの1年生ウィルスフリー苗の販売本数を決めて発注します。

発注後に農家さんは接木するための穂木と、台木、ライセンス証紙(種苗登録品種などの場合)の手配が始まります。

ぶどうの1年生ウィルスフリー苗木は1月から接木します。

接木された苗木は3月ごろに畑に仮植されますが、その時点で穂木が台木に乗らない、台木に活着していないなど、接木で失敗していて苗として育成ができない苗が出ますので、発注数から減ってしまいます。

畑に仮植されたぶどう苗は11月の気温が下がってくるまで畑で育成されます。その間に、初夏の水不足や梅雨明けの猛暑、台風や秋の多雨などの気候要因で育成できずに枯れる苗木もあり、発注数から減ります。

8月〜9月ごろになると、12月に入荷予定数がだいたい予想がついてきます。なので、この時期から12月に発送予定のぶどう苗の予約販売を受け付け開始をしますです。

9月〜10月は人気品種はお客さんからの注文が増えて売り切れる品種もあったり、大量買いのお客さんがいれば一発で売り切れになります。

11月〜12月に気温が下がってきたら、ブドウ苗を畑から掘り取ります。気温が下がらないまま掘り取りを始めると、苗木が枯れやすくなります。なので今年のような暖冬では掘り取りを遅らせるため、入荷時期も遅れます。
掘り取りの際に、根の不良などで販売に見合わない場合、発注数から減ってしまいます。

1年生苗木として販売育成が可能な苗木は4号ロングポットに仮植えされます。

1年生ウィルスフリーポット苗として1週間以上養生して様子見します、準備ができたぶどう苗木から入荷します。

1年生ウィルスフリー接木苗の誕生です。

苗木部に入荷したブドウ1年生接木苗は入荷時に苗木の全品検品を行います。検品が完了してから、お届け予定日のご連絡を開始します。
この時点で、お届けに見合わない苗木の場合、申し訳ないですが、欠品のご案内をすることになります。

このような流れで、ブドウ苗が出来上がるまでに気候条件に大きく左右され、苗木部が農家さんに発注した数の半分以下になってしまったりします。

そして、12月に入荷したらすぐ、来年の販売数を予測して12月中に発注を行うのです。

数量減になってしまってお客さんに怒られたりした苦い経験から、一昨年は多めに発注をして、翌年に大量に余らせました・・・。そのような余った苗は大きめのポットに植え替えし、半年以上かけて2年生、3年生苗に自分たちで育成をして販売します。余り物、残り物ではありますが、そのような苗木でも2年生3年生に仕上げていくわけで、悪い苗木はありません。今まで半年以上、目の前で育っていた苗木が届いてすぐ枯れるはずがないです。

このような流れですので、例えばブドウ農家さんやワイン用になどで、数百本のご注文や引き合いをいただくことがありますが、昨年12月の発注数よりも多くなると、ご注文をお受けできません。

また、大量発注の場合ではその方のためだけに生産数を増やすために、1年以上前にご注文をいただかないと対応ができません。その場合でも、「必ず買う」と確約の持てる方でないとお受けできないのと、上記のように育成中に苗木がダメになる可能性があるので、ご依頼いただいた数量を必ずしもご用意できない恐れがあることをご了解いただいた方の分だけ、対応をします。

苗木を植えたい時期になったら売り切れてしまっていることが多いです。計画やご注文はお早めにお願いします。

今年は秋が暖かかったのでぶどうの苗木の入荷が遅れます。

冬に植えれない方については、春のお届けもお受けします。

農場からは12月17日から20日ごろまでには収めると、連絡がありました。

「雪が降る前に届けてもらわないと困る」と催促される方もいらっしゃいました。

「そりゃそうですが、暖かい時期に掘り取ると枯れてしまうリスクがあります。枯れるような苗木を届けるのはお断りします。他所でお探しください。

もしくは、春までお預かりしますので、雪が解ける頃にお届けします。」とご提案します。

やっと、冬らしい寒さになりました。

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