酷暑の埼玉県でおすすめのさくらんぼは?

埼玉県比企郡鳩山町という場所に住んでおります。

里山に囲まれ、極めて自然豊かな土地です。

そこで貴社からの購入を検討しています。種類が多いようで感心しております。

当地での栽培可能性について質問です:

1.この数年来、夏の最高気温は尋常でありません。40℃超えも希ではありません。基本的にかなりの暖地ですが、この気候で栽培可能ですか?

庭の北側には小高い里山が広がっています。

2.昼間は40℃の真夏でも、朝晩は肌寒くなることも多く、東京都心のような熱帯夜ではありません。

3.厳寒期は庭の水道が凍結してしまい、三重県に比べるとかなり寒いです。

4.ソメイヨシノはもちろん、河津桜や八重桜、山桜はそこら中に生えています。花付きも良好です。

5.サクランボは受粉樹が必要ですか?

6.もし、栽培可能性が有望であれば、おすすめの品種はどれですか?

妙に大きな果実などは期待していません。野趣豊かで病害虫に強い品種が希望です。基本的に農薬散布はしたくありません 。

7.矮性種ではなく通常の桜の木を期待しています。

 


 

さくらんぼの苗は愛知県で生産しております。

愛知、三重、岐阜は植木の生産地なのです。

ご住所をグーグルマップで検索して、大体の地域を調べました。

熊谷市の近くで猛暑の地域のようですね。

さくらんぼは西洋実桜で、さくらのように美しい花が楽しめます。

 

さくらんぼは夏の暑さでも育ちます。ご安心ください。

さくらんぼやさくらは冬に一定期間の低温にあたると花芽が分化されます。

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また、雨にあたると裂果しやすくなるので、収穫後に梅雨入りしやすく、台風が遅い山形県が産地です。

暖地や梅雨入りが早い地域では早生(早い時期に収穫する品種)を選んだりしますが、三重県や愛知県でも普通に全ての種類で収穫できております。

さくらんぼは受粉樹が必要な品種と、1本で結実する品種があり、受粉樹も受粉相性や開花時期が合うものを選ぶ必要があります。

サクランボは病気や害虫はつきやすいです。

無農薬でもできなくはないですが、病害虫を覚悟してください。

枯れてしまったり、果実がならなくなることは少ないですが、害虫はつきます。

最もなりやすくて、育てやすい品種では、暖地サクランボです。

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暖地さくらんぼは暖地桜桃とも言い、1本で果実がなります。受粉樹は不要です。

花の時期が他のさくらんぼよりも早いので、他のさくらんぼの受粉樹には向きません。

果実が小さいのと、味が他の品種に劣ります。

それ以外ですと、作りやすいのは、さくらんぼ 香夏錦

sakuranbo_kouka.jpg

香夏錦は早い時期に収穫する品種です。

受粉樹が必要なので、さおりを近くで植えてください。

さおりは1本で結実するさくらんぼです。

500円玉サイズのさくらんぼがなります。

 

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温暖な愛知県稲沢市で収穫できています。

 

 

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