
ぶどうは1年目から結果することがあります。
キャンベルスアーリーという品種の1年生挿し木苗です。

直径12cmのロングポットに植えてあります。
1年目からなっております。
1年目から果実がならないものもありますが、ポット苗のまま植え替えをしなければたいてい結果します。
根の生育制限をかけるので花が咲き、樹勢が落ち着いて実がつきます。
正確には樹勢が弱いので実が残るといった方がいいかな。
もし、大き目の鉢や地植えに植え替えをしていたら1年目から果実がならないことが多いです。
キャンベルスアーリーは比較的苗木が若くても果実がなります。

一応、実っただけという感じ。
摘粒もしていなかったし、粒もまばらになってしまいました。
ぶどうは植えて1年目で結果することもありますが、
やはりまともな果実が実るまでは早くて3年はかかります。
ぶどうは前年の貯蔵養分量に応じて果実が実るので、どうしても年数がかかります。
消毒したり、剪定したり、摘粒したり、ジベレリン処理をしたり、
ぶどうの成長とともに、育てている人も育て方を学んだりして成長します。
(育て方を学ぼうとしている方がこの記事を読んでると思います。)
私のおじで、みかん農家のノブオさんは
初めてのブドウ栽培で初収穫まで3年でした。

3年で38房です。
そのさらに3〜4年後。

260房以上収穫できました。
こうなるともう初心者ではありません。
毎日のように、「今年は結果しますか?」とお問い合わせをいただいきます。
「すぐに実がなりますか?」が最も多いお客様からのお問い合わせです。 私も気持ちの中では早い結果を求めています。
1年目はたいした結果がありません。
1個も結果がないこともあります。
でも、植えなければ結果はありません。
なので、いろいろ考えずに、苗木を植えることから始めてください。
とりあえず、植えてみてから考えましょう。
1年たち、結果がなかったとします。
果実ができてもすべて落果したのかもしれません。
「ショックです。」「とても残念でした。」「とてもがっかりしました。」
そんな声を毎年聞きます・・・。
そんなときは、私たちはお客さまを励まし、育て方のアドバイスをし、応援します。
「いつか必ず結果します!」
すると、ときどき、お客様から報告が届きます。
「果実が収穫できました!」
おめでとうございます!